草加市、全国初のソーシャル賞を受賞
この度、株式会社PR TIMESが主催する「プレスリリースアワード2025」において、埼玉県草加市が発表したプレスリリース『全国初の新事業「わがままハウスプロジェクト」始動!!』が見事にソーシャル賞に輝きました。このアワードは、国内で発信されたプレスリリースに対し、社会性や公共性、共感性、さらには将来性を評価するものです。
昨年は過去最多となる4,573件のエントリーが寄せられ、その中から最終選考を通過した11件の中に草加市のプレスリリースが選ばれたという結果は、地方自治体としての新たな一歩を示しています。草加市の担当者、住宅政策課の大澤和也さんと安高昌輝さんは、全国初のソーシャル賞受賞に喜びを表しました。
「わがままハウスプロジェクト」の内容
今回の受賞作は、空き家や低利用物件に関する新しいマッチングプロジェクトである「わがままハウスプロジェクト」です。この事業は、実家などの愛着のある物件や空室が目立つアパートなど、様々な状況で利用されずにいる物件の所有者から思いや希望を聞き取り、それを地域の利用希望者と結びつけることを目的としています。
空き家は放っておくことで老朽化し、景観や安全面に悪影響を及ぼす可能性があるため、その利活用を図ることで町全体の魅力を向上させようとする本プロジェクトには、地域にとって重要な意義があると言えるでしょう。
このプロジェクトの立ち上げ背景には、草加市の空き家率が低く、不動産市場が活発である中でも、依然として空き家が存在する理由を深く考慮した結果があります。多くの空き家には所有者の中にある“想い”や特有の“事情”が影響しているかもしれません。そのため、草加市は所有者のニーズに寄り添う形でマッチングを進めることを選びました。
審査員の声
プレスリリースアワードの審査員からは、空き家問題を「わがままハウス」というユニークなネーミングでアプローチしている点が評価されました。草加市の熱意と地域貢献に対する姿勢が伝わってくるリリースは、単なる広報ではなく、実際の行政課題に取り組む重要なステップとされています。
また、プレスリリースは親しみやすい言葉選びに加え、効果的にカラフルなデザインを用いて、読者の関心を引く工夫がなされているとのコメントもあり、一般の人にも非常にわかりやすい表現が評価されました。
業務を背負う草加市の取り組み
草加市役所の大澤さんと安高さんはこの取り組みを通じて、空き家問題が全国的な課題であることを再認識しつつ、地域特有の魅力を最大限に発揮する方法を模索しています。このプロジェクトが全国規模で広がり、他の自治体への良い影響を与えることも期待されています。彼らは「まちの負債を、まちの魅力へ。」という意識を持ってこの事業を進めており、今後の展開が非常に楽しみです。
また、受賞を機にプレスリリースアワードの重要性についても広く周知し、さらなる情報発信の強化を図る意向も示しています。「わがままハウスプロジェクト」は今後の地方の課題解決の一助になることが期待されています。
お問い合わせ
草加市役所住宅政策課への問い合わせは、以下の連絡先からどうぞ。
草加市の今後の取り組みと、地域の未来に対する期待が高まる時期です。新たなプロジェクトが、全国に波及し、多くの人々に影響を与えることを願っています。