妊活支援プログラム
2025-07-14 11:36:35

奥州市がTOPPANエッジと連携し妊活支援プログラムを実施へ

奥州市とTOPPANエッジがプレコンセプションケアに向けた協力



岩手県奥州市がTOPPANエッジ株式会社とともに、若い世代を対象にしたプレコンセプションケアに関する協定を締結しました。この協定により、妊娠や出産、性について正しい知識を得ることができる教育プログラムが共同で提供されることとなります。

2025年7月14日、奥州市の倉成淳市長とTOPPANエッジの齊藤昌典社長がこの重要な協定に署名しました。若者たちが自分の健康を理解し、未来のライフプランを設計するための支援を行うことが目的です。

プログラムの概要


本プログラムは、国立研究開発法人 国立成育医療研究センターが提供する「プレコンノート」を基にして実施されます。具体的には、妊娠を希望する若い男女を対象にした5つのアクションに沿った内容が含まれています。

1. いまの自分を知ろう
健康状態を確認し、個人の基礎データを把握します。

2. 生活を整えよう
健康的なライフスタイルについて学習し、自分の生活を見直します。

3. 検査やワクチンを受けよう
重要な健康診断や予防接種の意義を理解します。

4. かかりつけ医を持とう
健康管理のためのサポートを受ける重要性を認識します。

5. 人生をデザインしてみよう
理想的な人生のビジョンを描き、その実現に向けたステップを考えます。

このプログラムは2025年8月末から約3か月間にわたって実施される予定で、約40名の若者が対象となります。各回の研修では、TOPPANエッジが提供するデバイスを使用して、身体の温度リズムを計測する経験もあります。このデバイスを通じて、自身の体に対する理解を深め、健康に対する意識を高めることが期待されています。

プレコンセプションケアの重要性


「プレコンセプションケア」とは、妊娠を考えながら今の自分を見つめ直すことを指します。これは2006年にアメリカのCDCの提唱に基づき、2012年にはWHOによっても確認された重要な健康介入の一つです。日本でも、最近では政府の方針により、その重要性が強調されています。特に、妊娠・出産に関連する知識が求められる時代において、若者たちがこのようなプログラムを通じて正しい知識を得ることは極めて重要です。

これにより、奥州市は地域の健康を支える施策を進め、地域全体の健康寿命の延伸を目指しています。また、この取り組みは、若者が将来のライフプランを考えるきっかけともなり、より健全な社会の形成に寄与することでしょう。

今後の展望


今後、奥州市とTOPPANエッジは2025年度のプログラムを皮切りに、対象者を拡大することを視野に入れています。そして、プログラムの有効性を検証し、2026年度には本格的に地域に根ざした取り組みとして展開される予定です。この協力関係を通じて、奥州市の若者たちのウェルビーイングの促進に寄与することを目指しています。 さらに、この取り組みが多くの人々に広がることによって、妊活支援の重要性が社会全体で認識されることが期待されます。

TOPPANエッジが提供する「わたしの温度®」は、体の健康状態をモニタリングするための新たなツールとして注目されています。このサービスを利用することで、女性特有の健康課題に対する理解を深める助けとなるでしょう。

完璧な妊娠・出産を目指すために、健康に関わる正しい知識を得られる機会がどのように若者たちの生活を変えていくのか、今後の展開が楽しみです。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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