ロッテが新たな歯の健康プロジェクトを実施
株式会社ロッテは、2024年6月より東京都豊島区立の全小学校を対象に、「給食後にもキシリトールを噛もう!プロジェクト」を始動します。このプロジェクトは、フィンランド式のキシリトールを取り入れた歯の健康啓発活動「Smart Habit」の一環として展開されます。2024年11月8日の「いい歯の日」に合わせ、11月5日から8日の間に全小学校でキシリトール入りガムを提供し、子供たちに新たな歯の健康習慣を浸透させることを目的としています。
背景
むし歯のない社会を目指すロッテは、予防歯科の先進国であるフィンランドから「歯みがき・フッ素・定期的な歯科健診」に加え、「キシリトール」を取り入れた習慣に着目しました。このプロジェクトを通じて、国境や文化を越えた健康意識を育て、持続可能な社会の実現を目指しています。特に、子供たちの健康意識を高められるような取り組みが求められています。
プロジェクトの実施内容
具体的には、11月5日から8日の期間中、ロッテは学校にキシリトール入りガムを配布しました。給食後、子供たちは歯を磨き、その後ガムを噛みながら、歯と口の健康に関する動画視聴を行いました。豊島区立千早小学校では、土肥先生がビデオで説明を行い、子供たちは興味深そうにその内容を学んでいました。ガムの風味にたいする感想も多く、「甘くておいしい」「おうちでも続けたい」といった声が聞かれました。
環境への配慮
また、ガムを噛んだ後には、子供たちが先生にガムの包みを渡し、正しいゴミの捨て方についても体験する機会を持たせました。環境意識を育む取り組みも併せて実施することで、持続可能な社会に向けた教育も行います。
課題と展望
豊島区教育委員会の取り組みとして、『豊島区歯と口腔の健康づくり推進条例』を基に、区内の幼稚園から中学校にかけて、健康な口腔環境づくりがすすめられています。千早小学校の校長先生は、生活習慣が乱れやすい高学年の児童にこそ、日々の口腔ケアの重要性を認識させる必要があると強調しています。このプロジェクトが、子供たちの健康意識を高める一助となることが期待されます。
また、土肥先生は、コロナ禍で歯みがきの機会が減少した影響に言及し、キシリトールの摂取が歯の健康に有効であることを提唱。学校での取り組みを通じて、家庭への健康意識の根付きを願っています。
今後の展開
ロッテは今後も、キシリトールを通じた歯の健康啓発活動をさらに広げる計画です。このプロジェクトが、フィンランドのように日常生活の一部として根付くことを期待しています。これからも子供たちが健康的な生活を送れるように導く取り組みが続けられることでしょう。
株式会社ロッテの公式ウェブサイトは、詳細な情報や今後の活動についても随時更新されていく予定です。