食虫植物展!伊豆シャボテン
2024-07-01 15:44:26

伊豆シャボテン動物公園で食虫植物の世界へ!不思議な捕食の秘密に迫る「びっくり!食虫植物展」開催

伊豆シャボテン動物公園で食虫植物の不思議な世界に足を踏み入れよう!



伊豆シャボテン動物公園では、2024年7月6日(土)から9月1日(日)までの期間、第5温室メキシコ館内で「びっくり!食虫植物展」を開催いたします。

食虫植物とは、その名の通り、虫などの小動物を捕食する特殊な能力を持つ植物です。世界各地に分布し、その種類は実に豊富で、現存するだけでも600種を超えるといわれています。

今回の展示では、厳しい環境下で独自の進化を遂げた食虫植物たちの生態を間近で観察できます。

個性豊かな食虫植物たち



サラセニアは、北米原産の食虫植物で、筒状の捕虫葉が特徴です。葉の入り口には甘い蜜があり、虫をおびき寄せますが、滑りやすい葉と下向きに生えた毛によって、一度入ると逃げることはできません。消化液は、サラセニア自身ではなく、葉の中にいる細菌の力を借りて作られます。

ハエトリソウは、アメリカ南東部の湿地帯に生息する食虫植物です。特徴的なのは、素早く閉じる捕虫葉です。葉の内側にはセンサーとなる毛があり、この毛に触れると、わずか0.5秒で葉が閉じ、虫を捕まえます。捕獲された虫は、酵素を含む消化液によってゆっくりと消化されます。

モウセンゴケは、北半球の高山や寒地に広く分布する食虫植物です。葉の表面には粘毛があり、虫を捕らえます。日当たりの良い場所で育つモウセンゴケは、粘毛が赤く色づき、まるで緋毛氈を敷いたように見えることから、その名前が付けられました。ヨーロッパでは、喘息などの治療薬としても使われてきた歴史があり、近年ではアレルギー抑制効果も注目されています。

ウツボカズラは、東南アジアやオーストラリアなどに生息する食虫植物です。ヒョウタンのような袋状の捕虫葉が特徴で、中に消化液を貯め、虫を捕食します。ウツボカズラの捕虫葉は、まるでサルのコップのように水を溜めるため、別名「サルのコップ」とも呼ばれています。

食虫植物展の見どころ



今回の展示では、様々な食虫植物の捕食方法や生態について詳しく解説するとともに、実際に生きた食虫植物を観察することができます。普段なかなか目にする機会のない、食虫植物たちの不思議な世界をぜひ体感してください。

イベント情報



名称: びっくり!食虫植物展
期間: 2024年7月6日(土)~9月1日(日)
場所: 伊豆シャボテン動物公園 第5温室メキシコ館内出口付近

伊豆シャボテン動物公園公式ホームページ:
https://izushaboten.com/


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