園芸活動の効果
2026-01-28 14:36:57

園芸活動がもたらす高齢者の生活リズムと心理的安定の向上について

園芸活動がもたらす高齢者の生活リズムと心理的安定の向上について



介護老人保健施設「南方ナーシングホーム翔裕園」(社会福祉法人元気村グループ)の取り組みとして、園芸療法を用いた高齢者の心理的、身体的な改善を目指した実践が行われました。この活動は、利用者の昼夜逆転や不安感、意欲の低下を背景に始まりました。本稿では、この取り組みの詳細とその成果を検証します。

背景


近年、介護施設内での昼夜逆転や中途覚醒が問題視され、認知症症状が表れる方も多くなっています。利用者の「畑仕事がしたい」という希望を受け、園芸活動を通じた新たなアプローチが模索されました。それが「園芸療法」です。自然や植物に触れることを通じて、ストレスの軽減や社会性の維持、さらには心理的な安定を目指す療法として注目されています。

研究の計画


今回の取り組みでは、利用者の生活パターン、心理状態、身体機能を複合的に評価することを目的としました。具体的には、以下の3つの視点からの変化を記録しました。
1. 生活リズム測定 - 見守りセンサーを使用して日中の眠りや夜間の覚醒をモニタリング。
2. 心理・身体・認知評価 - PCGモラールスケールやHDS-R、TUGテスト、握力測定を実施。
3. 園芸活動の実施 - 約1か月半の間、作付けから水やり、収穫までのプログラムを行いました。

活動開始前、利用者の心理状態や身体機能を評価し、その後、毎日定期的に水やりを行いながら、植物の観察も取り入れました。これにより、次の評価が実施されました。

取り組みの成果と変化


生活パターンの改善


見守りセンサーのデータに基づき、日中の睡眠時間の短縮や夜間の中途覚醒が減少し、生活リズムの安定が見られました。これは活動が生活全体にポジティブな影響を与えたことを示します。

心理的変化


職員による観察では、利用者の表情が柔らかくなり、笑顔が増加したことが確認されました。そして、作業への集中力が高まり、積極的な発言も目立つようになりました。また、PCGモラールスケールの結果でも、満足感の向上が数値として確認されました。

身体的・認知的項目


身体的には、握力の測定が「5kg以下から5kg以上」に改善し、運動量の増加が影響したと考えられます。しかし、他の認知的機能には大きな変化は見られませんでした。これについては今後の改良が求められます。

研究の進展と今後の展望


今後の研究に向けて、評価の記録方法を見直すことが重要です。情報共有が容易になることで、研究の継続へのモチベーションも高まります。今回は個別での介入が主でしたが、今後は集団でのアプローチや介入時間の延長も検討されています。

園芸活動は、単なる趣味やレクリエーションではなく、高齢者にとって心理的な安定や生活意欲の向上に寄与する重要なアクティビティであると言えます。利用者が自然に触れて「育てる」という役割を持つことで、心が刺激され、生活が豊かになるのです。

「南方ナーシングホーム翔裕園」では、今後も様々なアクティビティを通じて利用者の生活の質を向上させるための努力を続けます。

施設情報


  • - 施設名: 南方ナーシングホーム翔裕園
  • - 電話番号: 0220-58-5455
  • - 所在地: 宮城県登米市南方町山成前791
  • - ウェブサイト: こちらから
  • - Instagram: こちらから

また、当施設では職員も募集中です。ご応募お待ちしております!


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会社情報

会社名
社会福祉法人元気村グループ
住所
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-11-9ニッセイ大宮桜木町ビル8階
電話番号
048-631-0070

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