近年、資産形成が重要なテーマとなっていますが、実際に行動に移せている人は少数派という調査結果が出ました。エン株式会社が運営する派遣情報サイト『エン派遣』が実施したアンケートにおいて、1,496人が回答を寄せ、資産形成に対するさまざまな実態が浮き彫りになりました。
資産形成の重要性を感じる人が多数
調査の結果、83%の人が資産形成の必要性を感じており、その理由として多くが「老後資金のため」と回答しています。特に年代が上がるにつれて、その重要性を実感する人が増加します。たとえば、50代以上では83%が必要だと感じる一方、20代では51%といった具合です。
しかし、実際に資産形成を行っている人は32%にとどまり、多くの人が行動に移せていない現状が明らかになりました。このギャップはなぜ生じるのでしょうか。
行動の障壁は資金不足と知識不足
調査では、資産形成に踏み出せない理由として、資金不足が33%、次いで知識不足が20%とされています。特に、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)については認知度が高いものの、詳細を理解している人は少なく、NISAについては47%、iDeCoは50%が「内容は知らない」と答えています。
企業に期待されるサポート
調査参加者は、職場や派遣会社からどのようなサポートを求めているのかも言及しました。その結果、33%が資産形成に役立つ福利厚生の導入・紹介を望み、31%がセミナーや研修の提供を希望しています。特に、自分で学ぶことが困難な人にとって、組織から情報提供を受けることは非常に重要なポイントではないでしょうか。
資産形成を行うことでのメリットとデメリット
また、調査では派遣社員として働くことのメリットとデメリットも挙げられました。メリットとしては、勤務時間が柔軟であるため、資産運用の勉強に時間を割ける点や、税制優遇を利用できることが挙げられています。一方、デメリットとしては収入の不安定性が指摘されました。固定給でないため、資産運用に回せる資金を計画的に立てることが難しいと多くの派遣社員が訴えています。
まとめ
この調査結果から、資産形成の重要性は多くの人に認識されているものの、実践するためのサポートが不足していることが伺えます。知識や資金の不足を解消するために、企業がどのようにサポートしていくのかが、今後の資産形成に大きく影響することでしょう。今後のエン派遣の取り組みが注目されます。