中高生研究支援プログラム「価値共創賞」の採択チーム発表
大阪に本社を構える株式会社ダイセルは、東京の株式会社リバネスが運営するサイエンスキャッスル研究費に新たに設けられた「価値共創賞」を発表しました。この取り組みは、全国の中高生を対象にしており、今年も多くの応募がありました。書類審査と面談を経て、見事に選ばれた4つの研究テーマを紹介します。
採択された研究テーマ
1.
ホウ素ケージド技術による細胞機能の光制御
学校名: 広尾学園高等学校
研究代表者: 秋庭琉衣
- このテーマでは、ホウ素を用いて細胞の機能を光で制御する技術を探求します。
2.
オジギソウの刺激に対する記憶能のメカニズムの化学的解明
学校名: 長野県諏訪清稜高等学校
研究代表者: 小松和滉
- オジギソウが受ける刺激に関連する記憶のメカニズムを化学の観点から解明する研究です。
3.
うずらの胚を観察しながら鶏卵殻内で人工孵化させる方法の検討
学校名: 神山まるごと高等専門学校
研究代表者: 藤原雪愛
- うずらの胚を使って、鶏卵の殻内での人工孵化について考察します。
4.
ヒドラの動き方と明暗周期の関係・また低照度の恒常明下における活動量の推移
学校名: 長野県諏訪清稜高等学校
研究代表者: 佐藤琢音、片山悠輝、森川源太
- ヒドラの運動と照明条件との関係を探る研究です。
研究支援の内容
採択された4つのテーマには、資金が助成されます。また、ダイセルの研究員は、これらの若き研究者たちとの意見交換や議論を半年にわたって行い、研究成果の向上を目指します。さらに、来年の2月にはダイセル本社において研究成果の発表会が予定されており、各チームの活動内容を多くの人に届ける機会が設けられています。
持続可能な未来を目指して
ダイセルは、事業を通じて社会のニーズに柔軟に追随し、持続可能で豊かな未来を実現しようとしています。このプログラムでは、次世代の研究者に自由な発想と実践力を発揮してもらい、新たな挑戦を支援することが目的です。今回採択された4つの研究テーマは、それぞれユニークな視点を持ち、未来のイノベーションに貢献することが期待されています。
株式会社ダイセルと株式会社リバネスは、好奇心を持ち、挑戦する意欲にあふれる若き研究者たちを今後も積極的にサポートしていく意向を示しています。来るべき未来を担う彼らの成長を見守り、応援していきたいと思います。