松伯美術館での追悼展開催
2025年8月9日から10月19日まで、近鉄グループが運営する松伯美術館にて、追悼展「上村淳之展 学生時代から晩年まで2ー鳥たちの世界ー」が開催されます。日本画家であり、当館の館長であった上村淳之氏は、2024年11月に91歳でこの世を去りました。その功績を称え、彼の作品を通じて彼の芸術の軌跡を知ることができる貴重な機会となります。
この展覧会は、上村淳之が生涯を通じて追求し続けた花鳥画やその他の動物を題材にした作品に重点を置いています。特に、第2期では、若い頃から晩年に至るまでの作品が約80点展示される予定です。中には、当美術館にて初めて公開される作品も含まれており、上村氏の多様な表現が楽しめることでしょう。
展覧会の見どころ
主な展示作品には、昭和33年に作られた「月夜」や、昭和35年の「沼」、昭和42年の「熱国月明」などがあります。また、晩年の作品として平成21年に制作された「水辺の四季」や、平成22年の「四季花鳥図」も展示される予定です。さらに、他の著名な作家である上村松園や上村松篁の作品も特別展示され、彼らの影響を受けた上村淳之のスタイルの変遷を見ることができるでしょう。
イベント情報
展覧会期間中、特別なイベントも開催されます。9月21日(日)には、館長の水野 收による美術講演会が14時から行われ、上村淳之の作品について深く掘り下げる良い機会となります。参加者は、彼の作品への理解を更に深めることができるでしょう。
また、展覧会を訪れた方には特別なプレゼントも用意されています。来場者全員に「四季花鳥図」をデザインしたクリアファイルが一部配布されます。数量限定のため、無くなり次第終了となりますので、早めの来館をおすすめします。
開催概要
- - 名 称: 追悼 上村淳之展 学生時代から晩年まで2ー鳥たちの世界ー
- - 開催期間: 2025年8月9日(土)~2025年10月19日(日)
- - 主催: 公益財団法人 松伯美術館、毎日新聞社
- - 会場: 松伯美術館
- - 休館日: 月曜日(祝日の場合開館し、翌平日休館)
- - 開館時間: 10:00~17:00(入館は16:00まで)
- - 入館料: 大人820円、小・中学生410円(団体割引あり)
上村淳之氏の足跡を辿るこの展覧会は、彼の愛した自然や動物の美しさを再確認する良い機会です。ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいと思います。