幅広い世代に愛されるポール・ケアホルムの世界
2025年6月3日から29日まで、そごう広島店において「家具の建築家 ポール・ケアホルム 全国巡回展」が開催される。この巡回展は、デンマークの著名な家具デザイナー、ポール・ケアホルム(1929-1980年)の名作が一堂に集まる貴重な機会であり、広島では初めての開催である。
ケアホルムの足跡と作品の魅力
ポール・ケアホルムは、その独特のデザイン哲学とともに、数々の傑作を生み出してきた。特に、彼の作品は美しさだけでなく、機能性にも優れ、使用する人のライフスタイルに潤いを与える。今回の展覧会では、フリッツ・ハンセンが展開する彼のコレクションから、特に選りすぐりの作品約25点が展示される。
来場者は、作品に込められたストーリーやデザインに対する彼の考えを学びながら、ケアホルムの家具の実物を間近で観賞できる貴重な体験を楽しめる。展示アイテムには、代表作であるPK22™やPK24™、PK61™などが含まれており、それぞれの作品に込められた意味や美しさを体感することができる。
代表作の魅力をさらに深掘り
- - PK22™(1956年): スチールとレザーを用いた洗練されたデザインが特徴的で、デザイン愛好家からも高く評価されている。このチェアは、そのシンプルでありながら存在感のあるフォルムが魅力。
- - PK24™(1965年): 沙漠の流れをイメージしてデザインされており、有機的に湾曲した形状が特徴。ハンモックチェアとしても利用でき、心地良い座り心地を提供。
- - PK61™(1956年): ミニマルなデザインが特徴的なコーヒーテーブルで、素材本来の美しさを活かした仕上がりになっている。多くのデザインに影響を与えてきた名作だ。
フリッツ・ハンセンとケアホルムのコラボレーション
フリッツ・ハンセンは1872年に設立された多国籍ブランドで、インドアやアウトドア家具、照明、アクセサリー小物を手掛けている。ケアホルムとのコラボレーションにより、北欧デザインの美しさを世界に広めている。このブランドは、常に品質とクラフツマンシップに重きを置き、現代のライフスタイルを魅力的に表現している。
展覧会の詳細
- - 会期: 2025年6月3日(火)~6月29日(日)
- - 場所: そごう広島店 2階 特設会場
- - 開場時間: 午前10時~午後7時30分(最終日は午後5時閉場)
美しい家具が持つ力を感じ、ポール・ケアホルムのユニークな世界観に浸る特別な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。皆様のご来場を心よりお待ちしております!