2025年2月1日(土)から、東京都中央区晴海にある商業施設『晴海トリトン』にて、資源循環サービス『PASSTO(パスト)』による衣類と雑貨の回収が開始されます。この取り組みは、地域の廃棄物削減と資源循環を促進することを目的として、株式会社ECOMMITと住商アーバン開発株式会社が提携して実施されるものです。
この『PASSTO』は、使用されなくなった不用品を回収し、その後の選別や再流通を一括して行うサービスです。晴海トリトンでは、回収BOXを館内に設置し、不要になった衣類、雑貨、ホビー用品を持ち寄ることで、次の人へそのまま渡すことが可能となります。この活動により、リユースやリサイクルが進み、地球環境への影響も軽減されるのです。
具体的には、回収の対象とされる品目には、子供服やジャケット、タオル、ゲームソフトやフィギュアなど、様々なアイテムが含まれます。これらはECOMMITによって国内外で再流通され、使えるものは再利用され、リユースが難しい場合はリサイクルされる仕組みです。回収した物品のリユース・リサイクル率は約98%にも達しており、一度回収されたものは再び市場に流通することが見込まれています。
このように『PASSTO』は、ただの回収に留まらず、資源循環の架け橋として地域社会にもプラスの影響を与えています。また、回収は簡単に行え、館内共用部に設置されたBOXに品物をお持ち込みいただくだけです。
2008年に設立され、循環型社会のインフラ構築に取り組むECOMMITは、全国に自社の循環センターを持ち、不要品の回収からリユース・リサイクル、そしてデータ化による持続可能な未来へ向けた活用をサポートしています。一方の住商アーバン開発株式会社は、地域との共創に基づいた商業施設の運営を行い、地域活性化を図っています。
この取り組みは、地域の住民が不用品を効率的に処理できる手段を提供し、環境問題への意識を高める一環としても注目されています。両社は、今後も地域と共に『捨てない社会』の実現を目指し、さまざまな活動を展開していく予定です。
この機会に皆さんも、自宅にある不要品を整理して、晴海トリトンでの新しい資源循環の取り組みに参加してみてはいかがでしょうか?心身ともにスッキリした上で、エコに貢献する一歩となるでしょう。