越境EC「ZenPlus」と近江八幡商工会議所が提携し地域産品を世界へ発信

越境EC「ZenPlus」との提携で近江八幡市の特産品を世界へ

滋賀県の美しい町、近江八幡市が越境ECモール「ZenPlus」と手を組み、地域の伝統的な産品を海外市場に広げる新たな取り組みをスタートしました。この業務提携は、2024年8月1日から実施され、地域活性化や日本の商品を国際的に発信することを主な目的としています。

近江八幡市の魅力

日本は今、人口減少により国内市場が縮小していますが、近江八幡市はその美しい自然と歴史に支えられ、多くの観光客を引き寄せる魅力的な場所です。滋賀県特有の琵琶湖に面し、古くからの町家建築が残るこの地域は、日本の伝統が息づく場所でもあります。特に、「近江八幡の木珠」や「八幡靴」といった伝統工芸品は、全国の生産量の中で約70%を占めるほど高い評価を受けています。

業務提携の意義

この提携により、近江八幡市の特産品はZenPlusを通じて世界中の消費者に届くことになります。ZenPlusは、日本語のみで商品登録が行えるプラットフォームで、海外への発送や決済手続きも代行します。これにより、小規模事業者が国外市場に進出するには大きな助けとなるでしょう。

今後の計画

業務提携の一環として、近江八幡市の企業に対しては、海外展開に必要な情報を発信することになっています。また、企業からの相談に対応することで、セミナーや研修を実施し、より多くの企業がZenPlusへの登録をスムーズに行えるようサポートします。特に、新たに創設された地域ブランド「はちまんもん」を通じて、近江八幡市の素晴らしい商品が海外へと広がることが期待されています。

近江八幡商工会議所の役割

近江八幡商工会議所は、昭和30年からこの地域の経済活動を支援してきました。令和7年には創立70周年を迎え、地域の観光資源や文化を活かしつつ、企業へのサポートを充実させています。経営相談や情報提供、補助金申請の支援を行い、会員企業のビジネスチャンスを広げるための取り組みを進めています。

ZenPlusとは

ZenPlusは、ZenGroup株式会社によって運営される越境ECモールで、2016年に設立されました。現在までに3000社以上の利用実績があり、業種や規模を問わず多くの事業者に利用されています。ZenPlusの特長は、手軽に出店できる点や、初期費用が無料な点が挙げられます。また、日本語のみでの出店が可能なため、面倒な手続きも簡略化されています。

未来に向けた期待

今回の提携により、近江八幡市の素晴らしい伝統工芸品や特産品が世界中へ響き渡ることを期待しています。地域経済の発展や新しいビジネスチャンスの創出に寄与しながら、地域の魅力を国際舞台に広げるこの取り組みから目が離せません。

近江八幡市とZenPlusのコラボレーションによって、私たちの暮らしや文化が、より多くの人々の手に渡る日も近いでしょう。

この取り組みに関心を持たれた方は是非、近江八幡商工会議所やZenPlusを通じて、詳細をご覧ください。