高校生と海洋問題
2025-08-22 13:34:59

阪神間の高校生が海洋プラスチック問題に関する意見交換を実施

阪神間の高校生が海洋プラスチック問題に向き合う



2025年7月26日、古野電気株式会社(本社:兵庫県西宮市)で、阪神間の高校生を中心に海洋プラスチック問題に関する講義と意見交換のイベントが開催されました。この企画は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)支援事業の一環として行われ、次世代を担う学生たちに社会課題への参加意識を高めることを目的としています。


海洋プラスチック問題の深刻さ



海洋に流出するプラスチックごみの約95%は海の底に沈んでいると言われており、これが生態系に与える影響は計り知れません。古野電気は、海に育てられた企業としてこの問題に対処する責任があると考えています。具体的には、今年2月に大阪府と大阪大学と協定を結び、海洋プラスチック除去に向けた活動を推進しています。


イベントの概要



イベントの日、5つの高校から33名の生徒と教員が参加し、海洋プラスチック問題について意見を交わしました。まず、大阪府の担当者が大阪湾における海ごみの流出状況について報告し、大阪大学からはAIを用いた河川からの海洋流出評価の成果が紹介されました。

続いて、古野電気の実験施設を利用し、魚群探知機で海洋プラスチックごみを探知する実験が行われました。この実験を通じて、参加者は実際のデータをもとに問題を考える貴重な経験をしました。

その後、グループに分かれて自分たちが考える課題解決策を発表。生徒たちは、海洋生分解性プラスチックの必要性や、個人の消費行動が環境に与える影響など、幅広いテーマについて議論しました。


生徒たちの反応



イベントの最後にはアンケートを実施し、生徒たちの意見や感想を収集しました。「海洋プラスチック問題は多角的に考える必要がある」との声や、「工夫次第で解決は可能」といったポジティブな意見が寄せられ、参加者たちが新たな視点を得る機会となりました。


海と未来をつなげる意義



このイベントを通じて、生徒たちの意識が高まり、プラスチック問題に対する理解が深まったことが確認できました。古野電気は、こうした活動を今後も続けていくことで、海洋環境の保護に貢献していきたいと考えています。身近な海の魅力を伝え、みんなが「海を守りたい」と思えるような取り組みを進めていくことが、未来を築く第一歩となるでしょう。


企業情報



古野電気株式会社は、1948年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功し、その後も独自の超音波技術を駆使して数々の革新的な製品を提供してきました。現在、90か国以上で幅広い販売網を築き、国際的な舶用電子機器のリーダーとしての地位を確立しています。今後も、技術を通じて持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けていきます。


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会社情報

会社名
古野電気株式会社
住所
兵庫県西宮市芦原町9-52
電話番号
0798-65-2111

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