筑波胃腸病院が木造新棟建設!患者に優しい空間とESG経営への取り組み

木の温もりと香りに包まれた、患者に優しい空間を目指して



茨城県つくば市の筑波胃腸病院は、2025年4月1日に消化器疾患専門の新棟を開設することを発表しました。特徴的なのは、大規模病院でありながら木造を採用している点です。

病院側では、木造にすることで患者さんがリラックスできる温かみのある空間を提供し、病気の早期発見・早期治療につなげたいと考えています。また、木造建築はCO2排出量削減にも貢献するため、環境への配慮も実現できます。

患者ファーストと環境への配慮を両立



筑波胃腸病院は、設立以来、患者さんに寄り添った医療をモットーとしてきました。これまで約8,000件の手術実績があり、一般手術に加えて内視鏡下・腹腔鏡下手術にも積極的に取り組んでいます。

新棟建設は、地域住民へのさらなる医療サービス提供を目指したものです。しかし、なぜ大規模病院に木造を採用したのでしょうか?

病院側は、RC造(鉄筋コンクリート造)と比較して木造は耐久性や医療機器の対荷重性、耐火性や強度といった点で課題があることを認識しています。それでも木造を選んだ理由は、患者さんの気持ちを第一に考えたからです。

木の香りと温もりが感じられる空間は、病院への抵抗感を減らし、リラックスできる雰囲気を作り出すことが期待されています。また、環境問題への意識が高まる中、CO2排出量削減という観点からも木造は最適な選択肢と言えるでしょう。

ESG経営を通じて、持続可能な病院を目指して



筑波胃腸病院は、今回の新棟建設を通じて、患者さんの健康と環境問題への意識を高めています。木造建築は、患者さんにとって優しい空間を提供するだけでなく、地球環境にも優しいという点で、まさにESG経営を実践する取り組みと言えるでしょう。

今後、筑波胃腸病院は、新棟建設を通して、患者さんの健康と地球環境の持続可能性に貢献していくことが期待されます。

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