フレスコボールリクゼンタカタカップ2025で地域と絆を深める

フレスコボールリクゼンタカタカップ2025が岩手で開催

2025年8月9日と10日、岩手県陸前高田市の高田松原海水浴場にて『フレスコボールリクゼンタカタカップ2025』が開催されることが、一般社団法人日本フレスコボール協会（JFBA）から発表されました。この大会は、4年連続での開催となり、国内外から多くの選手が集まる注目のイベントです。

高田松原の歴史的背景

大会の舞台となる高田松原は、2011年の東日本大震災で約7万本の松が失われるという大きな悲劇を経験しました。しかし、特に『奇跡の一本松』として知られる松の木は、多くの人々に希望を与え続けています。2021年には海水浴場として再出発を遂げ、2022年からはJFBAの公式戦も行われるようになりました。これにより地域の活性化が期待されています。

フレスコボールとは？

フレスコボールは、ブラジル・リオデジャネイロ発祥の「コミュニケーションデザインスポーツ」です。1945年に考案されたこのスポーツは、2人が協力してラリーを続ける形式の競技であり、競い合うのではなく、互いに支え合うことが特徴です。このフレスコボールを楽しむ中で、選手たちは地域の交流を深め、思いやりの心を育むことができます。

大会の目的と地域貢献

今回の大会は、フレスコボールの公式戦を通じて地域貢献を目指すという目標があります。「フレスコボールの公式戦開催を通じた地域貢献」が本ツアーの理念として掲げられており、この大会は日本選手権となる『フレスコボールジャパンオープン』への前哨戦でもあります。本大会には、多くのトップ選手が集い、その緊張感溢れる戦いが期待されます。

メインコピーの意義

大会のメインコピーは「つなげ、ラリー。つなげ、防災・減災」です。これは、フレスコボーラーが防災や減災の伝承者となり、海を楽しむ人々が地域に戻ったときに、自分や他者の命を守れるようになることを願ったコンセプトです。このようにスポーツを通じて、地域の防災意識を高める取り組みが行われています。

防災・減災に関する企画

今年度は、岩手大学三陸委員会と連携し、防災・減災について学ぶ企画も準備中です。この取り組みは、東北地方整備局が行う「水辺から地域を元気に」というテーマのもとに選ばれ、「水辺・絆プロジェクト」への支援も行われています。こうした取り組みが、被災地域のさらなる復興に繋がることが期待されています。

大会概要

- 名称: フレスコボールリクゼンタカタカップ2025
- 日時: 2025年8月9日（土）・10日（日）＊11日（月）予備日
- 場所: 岩手県陸前高田市・高田松原海水浴場
- 主催: 一般社団法人日本フレスコボール協会
- 協力: 三陸フレスコボールクラブ、気仙沼フレスコボールクラブ、岩手大学フレスコボール同好会 AMENIMOMAKE'S、岩手大学三陸委員会ここより、チアダンスクラブCherish
- 後援: 陸前高田市、IBC岩手放送、東海新報社