地域を旅しながら学ぶ新しい形の大学「さとのば大学」が2025年度の入学に向けて出願受付を開始します。2024年9月13日よりスタートするこの出願プロセスは、地域の多様性を学びながら自己を見つめ直す貴重な機会を提供するものです。
「さとのば大学」は、全国15地域の先進的な地域と連携し、学生がそれぞれのテーマに沿った学びを通じて実践的なスキルを身につけることを重視した教育機関です。キャンパスを持たず、地域の中で生活しながら学ぶという新しいスタイルで、学生たちは1年間ごとに異なる地域に移り住んで、地域の方々とプロジェクトを進めます。具体的には、地域住民との交流を深めながら、理論と実践を組み合わせたユニークなカリキュラムによって学びを最大限に活かすことが狙いです。
2021年から始まった4年制プログラムは、2025年度に5期生を迎えることになります。また、新たに設けられた「ギャップイヤーコース」では、前年からのニーズに応じて、10か月間1地域に暮らしながら自分自身を見つめる学びの機会が提供されます。こうしたプログラムは、高校卒業後すぐに大学に進学せずに自分の道を模索したり、休学などの理由で新たな経験を求める人々にとって有意義です。
「旅する大学コース」(4年制)について
このコースは、主に高校卒業後に進学を希望する方々を対象にしています。4年間で4つの地域に住み、プロジェクト学習とオンライン授業を融合させながら、未来共創人材としての実践力を養います。学士号を取得したい方に向け、提携する通信制大学とのダブルスクール制度も設けられており、様々な学び方を選択できる柔軟性があります。
募集は2024年9月13日から2025年3月26日まで行われ、定員は32名。このコースでは、地域留学先として連携する15の地域から1年ごとに異なる地域に移り住むことになります。また、特定の地域が推奨される場合もありますが、学生の希望や経験に応じて個別に相談の上、決定されます。
「ギャップイヤーコース」(10か月)について
このコースは、10か月間にわたって1つの地域で生活し、それを通じて自分自身と向き合う機会を提供します。対象者は学生から社会人まで多岐にわたり、キャリアチェンジを考える方や、進路に悩んでいる方にもおすすめです。
募集は同様に2024年9月13日から2025年3月26日までで、定員は5名です。その地域を選ぶ際も、個別の面談を通じて実際の希望や経験を考慮して決定されます。
最後に
さとのば大学の独特の教育スタイルは、地域に根ざした学びを志向し、自分自身を深く見つめ直す絶好のチャンスを提供します。オンラインコミュニケーションも活用し、各地域での学びを最大化する取り組みが魅力です。興味がある方は、出願期間中にぜひお申し込みください。