AWSクラウドとAI活用のコロニーカウンターサービス「@BactLAB™」始動

日水製薬が展開するコロニーカウンターグローバルサービス「@BactLAB™」

日水製薬株式会社は、2018年8月より、新たな成長の一環としてAWSクラウドとAIを駆使したコロニーカウンターサービス「@BactLAB™」の試験運用を開始しました。このサービスは、食品の安全性を確保するための新しい試みです。

CompactDry™の特長

サービスの基盤となる製品は、菌数測定用の簡易培地「CompactDry™」です。この製品は試料液1mLを滴下するだけで培養が可能で、様々な汚染指標菌を迅速に検査できます。特に、食品衛生検査指針でも認められている点が特筆すべきです。

海外市場に目を向けると、日水製薬は食品衛生における国際基準の認証拡大にも力を入れています。米国およびEUの認証を受け、厳しい環境下でも高いパフォーマンスを維持する製品特性が評価されています。その結果、売上が安定して成長を続けています。

「@BactLAB™」の機能

この新サービスでは、CompactDry™で育てたコロニーをスマートフォンのアプリで撮影し、簡単に菌数をカウントできます。アプリやサービスサイトで会員登録を行ったユーザーは、画像をアップロードすることで、数秒でカウント結果を得ることが可能です。

ただし、このサービスは現在、特定の海外顧客に限ったもので、カウント結果には若干の誤差が生じる場合があります。また、結果が「0個」となった場合でも、陰性を示すものではないことに注意が必要です。

クラウドとAI技術の活用

AWS（Amazon Web Service）を利用することで、サービスの安定性やセキュリティーが確保されています。また、AI技術を活用した画像認識システムにより、従来の画像処理技術と機械学習（Deep Learning）を融合させ、より正確なコロニーカウントが実現されています。

日水製薬は、グローバル市場での食品衛生検査のビジネス拡大を図るため、ますますの施策を進めていく姿勢を見せています。これにより、食品の安全確保に向けての新たな一歩を踏み出すこととなります。