広島産トマトジュース
2025-08-21 11:05:51

ベトナム市場に進出した広島産の無添加ミニトマトジュース

ベトナム食卓に広がる日本品質の味



広島県の作物を使った無添加ミニトマトジュース「ひりょうやさんのトマトジュース」が、ベトナム市場に進出しました。大成農材株式会社が製造し、現地のスーパーマーケットや飲食店で販売が開始され、注目を集めています。この商品は、一般的なミニトマトの市場価格の約4倍で販売されるものの、その質と味に対するこだわりから高いリピート率を達成しています。

完熟ミニトマトの魅力


「ひりょうやさんのトマトジュース」は、自社ブランドのミニトマトを100%使用しており、無添加という特徴を持ちます。その味はフルーツのように甘美であると多くの試飲者から称賛されており、「トマトジュースが苦手だった人でも飲める」という声も多数寄せられています。これまでの反響から、発売直後には在庫が品薄になるほどの人気を博しました。

その秘密は、トマトの栽培にあります。大成農材では、自社開発の有機肥料を使用し、最高の味わいを引き出すために栽培方法にも徹底的にこだわっています。特に、完熟で出荷することを重視しながらも、果実が裂ける「裂果」という課題も抱えていますが、これを利用したジュース作りを行っています。裂果したトマトは糖度が高く、最もおいしい状態だとされ、この甘さをジュースで楽しむことができます。

ベトナム市場での反響


2024年11月にホーチミン市で開催された「Vietnam Foodexpo 2024」では、当社のトマトジュースを試飲し、79%の参加者がその味を高く評価しました。また、73%が購入意欲を示すなど、現地市場での受容が期待されています。しかし同時に、日本国内での価格設定が高く、現地の価格水準と比べて高価であるという意見も多く寄せられました。そのため、現地企業との連携を進め、売り方を見直す必要があります。

今後の展開


大成農材では2025年7月末から、ベトナムの食品輸入会社を通じて、日系スーパーや高級飲食店での販売を開始する予定です。ターゲットは在留邦人や富裕層であり、年間3,000本の輸出を目標に、さらなる需要の掘り起こしを図っています。また、3年以内に年間20,000本の輸出を見込んでおり、アジア各国への拡大にも挑戦する意向です。

将来的には、ベトナム国内に自社農園を設立し、現地生産からの体制構築も目指しています。大成農材の取り組みは、日本の農業の価値を世界に広め、食卓を彩ることに貢献するでしょう。アジア市場でのさらなる成長が楽しみです。

会社概要


大成農材株式会社は広島県に本社を置き、高品質な農産物の製造・販売を行っています。公式サイトでは、詳細な情報やオンライン販売も行っており、トマトジュースの購入が可能です。



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会社情報

会社名
大成農材株式会社
住所
電話番号

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