トリニティ・テクノロジーとSBI新生銀行が業務提携
2023年10月、トリニティ・テクノロジー株式会社(以下トリニティ)は、SBI新生銀行との業務提携を発表しました。この提携により、トリニティが提供する「おひさぽ」がSBI新生銀行のお客様に向けてスタートします。この新しいサービスは、特に高齢者の皆様を支援することを目的としています。
提携の背景
トリニティの代表取締役社長CEOである磨和寛氏は、今回の提携が家族信託サービス「おやとこ」に続くものであると説明しています。SBI新生銀行は、銀行とノンバンクのメリットを持ち合わせたハイブリッド金融グループであり、相続関連サービスやコンサルティングの強化に取り組んでいます。
高齢者の一人暮らしの増加に伴い、信頼できる家族がいない場合の生活支援の必要性が高まっています。これを受けて、「おひさぽ」は、お一人様世帯の高齢者の方々を支援するために設計されました。
「おひさぽ」の特徴
「おひさぽ」は高齢者の生活を見守るための包括的なサポートサービスです。具体的には、次のような支援内容が含まれています。
1.
日々の見守りや生活支援
高齢者の生活状況を定期的に確認し、必要に応じてサポートを提供します。
2.
病院や施設への手続き支援
医療機関の入院手続きや高齢者施設の入居手続き、身元保証人の役割を果たします。
3.
葬儀や法事関係の手続き
故人の葬儀や法事に関する手続きを行い、遺品整理などもサポートします。
4.
資産管理と任意後見サービス
資産が凍結されるリスクを回避するための支援を行い、適切な管理を実施します。
「おひさぽ」は、これらのサービスを必要に応じて組み合わせ、利用者に寄り添った支援を提供することを目指します。
高齢者支援の重要性
日本の高齢化社会において、特にお一人暮らしの高齢者が増加しています。2021年のデータによると、単身または夫婦のみの高齢者世帯は1500万世帯を超え、その中で子どもがいない高齢者世帯は約270万世帯です。このような背景からも、「おひさぽ」の必要性がさらに高まっています。
このサービスにより、家族の代わりになり得る存在として、高齢者が安心して暮らせる環境を整えることができます。
今後の展望
トリニティは、超高齢社会において直面する様々な社会課題の解決に向けて、今後も全力で取り組むことを誓っています。今回の業務提携を機に、「おひさぽ」が多くの高齢者の生活をより豊かにする手助けとなることを期待しています。
会社情報
他のサービスも展開中
- - 家族信託コンサルティングとSaaSの「おやとこ」
- - 相続手続きのデジタル化「スマホde相続」
- - 従業員承継支援「従業員承継パートナーズ」
このように、トリニティは多岐にわたるサービスを提供しながら、高齢者支援をさらに進化させていくことでしょう。