2025年卒 就職活動調査
2024-07-08 12:30:02

2025年卒大学生、内定率81.7%!就職活動の現状と働き方への意識調査

株式会社マイナビが実施した「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(6月)」の結果が発表されました。本調査は2025年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に行われ、就職活動の現状や働き方に対する意識、給与に対するイメージ、副業への関心などについて貴重なデータが得られました。

内定率は81.7%、前年比2.2ポイント上昇


2025年卒業予定の学生の内々定率は、6月末時点で81.7%と、前年比2.2ポイント上昇しました。これは、コロナ禍の影響が落ち着き、企業の採用活動が活発化したことが要因と考えられます。

勤務地重視、5割超の学生が「自分で選びたい」と回答


就職活動において、学生は勤務地を重視している傾向が見られます。今回の調査では、配属に関する希望について、「勤務地・職種ともに自分で選びたい」と回答した学生が55.6%と最も多く、次いで「勤務地は自分で選び、職種は会社に判断してほしい」が28.9%という結果になりました。学生にとって、勤務地は就職活動における重要な要素であることが改めて明らかとなりました。

就職後の給与イメージは「最低限の生活はできそう」が最多


就職後の収入と生活のイメージについては、「就職先の給与のみで最低限の生活はできると思う」と回答した学生が49.4%と最多となりました。一方、「就職先の給与のみで満足する生活が続けられそう」と回答した学生は36.7%でした。約半数の学生は、生活費は賄えるものの、趣味や娯楽など、理想とする生活を送るには十分ではないと感じているようです。

副業検討率は66.0%、金銭的な理由が上位に


就職後の副業について、検討している学生は66.0%と、副業を行わないと回答した学生の約2倍という結果になりました。副業を検討する理由として、「貯金や自由に使えるお金を確保するため」「生活費や学費など生計維持のため」など金銭的な理由が上位に挙げられました。しかし、金銭的な理由に加えて、「新たな知識や経験を得るため」「自分自身の知識や能力を試してみたい」といったスキルアップを目的とした回答も目立ちました。

学生の働き方への意識変化が顕著


今回の調査結果からは、学生の働き方への意識が大きく変化していることがうかがえます。特に、勤務地や給与に対する意識は、従来の「安定した企業に就職して長く勤める」という考え方から、自分自身のライフスタイルやキャリアプランを重視する方向へシフトしていると考えられます。また、副業を検討する学生が増えていることは、多様な働き方を許容する社会のニーズを反映していると言えるでしょう。

企業は学生のニーズを理解し、対応することが重要


今回の調査結果を踏まえ、企業は学生のニーズを理解し、柔軟に対応していくことが重要となります。特に、勤務地や給与に関する情報提供を充実させ、学生が安心して就職活動を進められる環境を整えることが求められます。また、副業に関する制度やサポート体制を整備することで、学生の多様な働き方を支援していくことも重要です。

今後の就職活動はますます多様化


今後の就職活動は、ますます多様化していくことが予想されます。学生は、自分自身の価値観や将来設計に基づいて、しっかりと情報収集を行い、納得のいく就職活動を進めることが重要です。企業は、学生のニーズを的確に捉え、魅力的な労働条件やキャリアパスを提供することで、優秀な人材を獲得していくことが重要となるでしょう。


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