ENEOS Xploraがゼロトラストモデルへ移行、未来のITセキュリティを強化

ENEOS Xploraが導入するゼロトラストセキュリティモデル

ENEOS Xplora（社長：中原俊也）は、ITセキュリティ対策として高まる脅威に対応するため、ゼロトラストセキュリティモデルをベースにした統合型セキュリティネットワーク環境の構築を進めている。この新しいシステムは、2025年度中に国内外の全てのグループ会社での導入が完了する予定だ。

ゼロトラストセキュリティの概念とは？

従来のITセキュリティ対策では、主に外部からの脅威に注目されてきた。しかし、ゼロトラストセキュリティモデルは、社外ネットワークだけでなく、社内ネットワークも脅威の対象とみなす。つまり、すべてのアクセスに対して検証を行う必要があるという考え方を取り入れ、より一層のセキュリティ強化を図るものだ。

クラウド上のセキュリティサービスの活用

ENEOS Xploraの新システムは、クラウド上のセキュリティサービスを積極的に活用し、セキュリティ脅威の検知から対応までを統合的に行う機能を有している。これにより、ITセキュリティの向上だけでなく、リソースの一元管理も可能となり、安全かつ柔軟なIT環境を効率よく運用できるようになる。これまでの運用スタイルを見直し、今後の業務運営において大きな変化が期待される。

グループ全体での移行により強化されるITガバナンス

ENEOS Xploraは、グループ全体が統一したシステムに移行することで、ITガバナンスを強化する。これにより、顧客や取引先などのステークホルダーに対し、より堅牢なIT管理体制を構築することを目指している。グループ全体での管理が一元化されることで、トラブル発生時の対応も迅速化し、信頼性の向上につながるだろう。

まとめ

ENEOS Xploraのゼロトラストセキュリティモデルへの移行は、ITセキュリティ環境を大きく変える可能性を秘めている。今後のITセキュリティ対策には不可欠な要素となることが予想され、実際の導入が待たれる。常に変化する脅威に対応し、安全で効率的な業務運営が実現されることを期待されている。

[図表1：本システムの概要]

[図表2：当社グループにおける本システムへの移行対象会社]