テス・エンジニアリングと地盤ネットの提携について
日本のエネルギー政策が進む中、テス・エンジニアリング株式会社と地盤ネット株式会社は2025年10月1日、蓄電池事業の拡大を目指して業務提携を締結しました。この提携により、両社はそれぞれのノウハウを生かし、蓄電所の設計から施工までを一貫して行うパッケージプランを提供する体制を構築します。
1. 提携の背景
2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画では、2040年までに再生可能エネルギーの割合を40%〜50%に引き上げる目標が設定されています。再エネの普及が進む中で、特に注目されているのが蓄電池の重要性です。蓄電池は、電力の需要と供給のバランスを取るために欠かせない存在となっています。テス・エンジニアリングは中期経営計画「TX2030」で、蓄電池事業を重要な事業分野に位置付けており、2030年までに蓄電容量850MW以上を目指しています。
2. 提携の内容
本業務提携契約は、両社の経営資源を最大限に活用し、効率性と利益の拡大を図ることを目的としています。この提携によって、テス・エンジニアリングと地盤ネットは、以下のような業務を共同で行います。
- - 系統用蓄電所に関する地盤関連業務
- - 両社のサービスを連携させたパッケージプランの開発・運用
- - 土地の調査や測量、地盤改良など、幅広い技術を活用したインフラ整備
3. 両社の強み
テス・エンジニアリングは、省エネ設備のEPC(設計・調達・施工)や再生可能エネルギー発電所の運営に強みを持っています。一方、地盤ネットは、地盤解析や調査技術に特化した企業であり、インフラ分野でも確かな実績を誇ります。両社の専門性を組み合わせることで、急速に成長する蓄電池市場において、新たなソリューションを提供することが期待されています。
4. 今後の展開
この提携により、蓄電池事業においては、迅速かつ安全な施工を実現し、長期にわたるビジネスを支える基盤を整えることができるでしょう。両社は、共通の目標であるエネルギーの安定供給と持続可能な社会の実現に向けて取り組みを進めていきます。
5. 企業情報
本社:大阪市淀川区西中島6-1-1 新大阪プライムタワー
設立:2009年7月
資本金:6760百万円
公式サイト
本社:東京都新宿区新宿五丁目2番3号
設立:2014年10月1日
資本金:308百万円
公式サイト
この提携により、蓄電池事業がさらなる飛躍を遂げることに期待が寄せられています。各社は、今後の進捗について定期的に情報を発信していく予定です。