ツエーゲン金沢が取り組む新しいエール企画
ツエーゲン金沢は、今シーズンより「Be supporters!」という新しい試みへ初めて参加しました。これはサントリーウエルネス株式会社とJリーグが共同で取り組んでいるもので、全国20のJリーグクラブが、地域の介護施設にいる高齢者の方々から応援メッセージを集めて、横断幕を制作し、それを掲出するプロジェクトです。
「Be supporters!」の背景と意義
「Be supporters!」は、普段あまり支えられる立場にある高齢者や認知症の方々が、地元のクラブを応援することで、逆に地域を支える存在になることを目的としています。この活動は、心身を元気にすることも目指しており、2021年から全国で推進されています。参加者は現在、全国約230の施設、延べ1万人に広がりを見せています。
地域とのつながりを強める活動
今回のツエーゲン金沢の参加により、輪島市の仮設住宅の皆さまが協力してくれました。集まったメッセージから作成される横断幕は、敬老の日にあたる9月20日(土)の松本山雅FC戦で掲出される予定です。試合は金沢ゴーゴーカレースタジアムで18:00にキックオフされます。横断幕は、スタジアムの2階コンコース広見プラザで見ることができます。
選手と高齢者との温かい交流
この取り組みの一環として、7月27日に選手たちが仮設住宅を訪問し、高齢者の方々と交流しました。温かく迎え入れられた選手たちは、高齢者の方々から震災の思い出や生活のお話を聞き、一緒にフルーツを食べたり、オリジナルの運動体操を踊って楽しい時間を過ごしました。このような交流を通じて、選手と地域との絆が深まっています。
成功事例と今後の展望
「Be supporters!」の活動が始まって以来、参加者の中には特に感動的なエピソードが多くあります。90代の女性は、サッカーを通じて周囲との交流が増え、施設のムードメーカーとなっています。また、107歳の女性が選手に「命尽きるときまでサッカーを楽しみなさい」とのエールを送ったことや、80代の女性が認知症の状態にありながら、他クラブに移籍した推しの選手に会う夢を叶えた話も紹介されています。
このような取り組みを通じて、ツエーゲン金沢は地域とのつながりを深め、高齢者の方々が心豊かに生活できる環境作りに貢献していくことでしょう。これからも多くの方々に感動を与え、幸せを届ける活動が続くことを期待しています。
公式サイト:
Be サポーターズ!
特設サイト:
人生の先輩からのエール