微量検体測定サービス
2023-12-22 11:00:03

微量検体測定サービスの新たな波、ヘルスケアの未来を変える!

微量検体測定サービスの新たな動き



有明医療研究所株式会社(東京都江東区)は、令和4年12月5日に破産者株式会社マイクロブラッドサイエンス(旧MBS社)との資産譲渡契約を締結したことを発表しました。この契約により、旧MBS社が提供していた微量検体測定サービスの技術や機器、特許権を譲り受けることとなり、同社はこの資産を基にヘルスケアビジネスを一層拡大する計画です。

微量検体測定の意義



この技術は、受検者が自ら指先から微量の血液を採取することで、手軽に健康状態を確認できるサービスを提供します。この新たな測定方法は、健康管理をより身近なものにし、予防医療の普及を目指しています。特に、女性がん・男性がんのリスク検査、生活習慣病、脂肪肝リスク、アレルギー抗体検査など、様々な検査が自宅で可能になるこのシステムは多くの注目を集めています。

今後の展望



有明医療研究所は、譲受した資産を活用し、自社開発の「けんさ de けんかつ」サービスを2024年第一四半期に再開すると発表しています。このサービスは、受検者が自宅で簡単に健康リスクを測定できるキットを提供し、その結果をスマートフォンアプリで確認できるようになっています。

さらに同社は、微量検体測定サービスを「Healthcare as a Service(HCaaS)」のプラットフォームとして展開し、様々な事業者に対して提供する計画も示しています。これにより、より高機能で信頼性のあるヘルスケアサービスを提供し、人々の健康を支援することを目指しています。

特許技術の導入



譲受した検体採取器具は、8カ国で特許を取得しており、その技術は大学や研究機関、医院などでも広く利用されています。特筆すべきは、このキャピラリーを用いた微量血液検査が肘静脈からの血液検査と同等の精度を持つことが示されている点です。これにより、検体採取の利便性が飛躍的に向上することが期待されています。

共同研究と社会貢献



有明医療研究所は、微量検体で検査可能な検査項目の拡大を目指した研究開発にも積極的に取り組む姿勢を示しています。大学や医療機関との連携を進めることで、さらなる技術革新が期待されています。また、過疎地域や途上国への医療支援についても積極的に検討しており、様々なNPOやNGOと連携したプロジェクトも計画しています。

このように、有明医療研究所は微量検体測定サービスを通じて、将来的なヘルスケアの在り方を変えようとしています。予防医療が身近にあれば、健康寿命が延び、多くの人々の生活が変わる可能性があります。その実現に向けて、同社の活動から目が離せません。

会社情報

会社名
有明医療研究所株式会社
住所
東京都江東区有明3-5-7TOC有明ウエストタワー 7階
電話番号
050-1746-7799

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。