「おいしい学校」開校のお知らせ
一般社団法人おいしい未来研究所が、2024年4月より食に関する知識や体験を多様な視点で楽しむ学びの場「おいしい学校」をスタートします。この学校では「どのようにおいしい未来を作ることができるか?」というテーマを基に、さまざまな講師や参加者と共に食の体験から学んでいくことを目指します。
開校の背景
「おいしい学校」の設立には、現代社会が抱える様々な課題に対する思いがあります。食は私たちの生活に身近なものであり、それをきっかけにして世界の問題や文化、歴史に目を向けることができると考えています。これまでおいしい未来研究所では、50回以上の公開講座や政策提案、さらには共創プロジェクトを通じて食から未来を考える活動を展開してきましたが、今後は「おいしい学校」として統合し、より多くの人々に参加してもらいたいと考えています。
ビジョン:食文化を継承する実践者を育成
「おいしい学校」では、「おいしい感性と知性を育て、食文化を継承する実践者を増やす」ことを目指しています。具体的には以下の4つの視点から学びの場を提供します。
1.
実践主義:知識を学ぶだけでなく、現実社会の課題解決に向けた具体的な行動を促す場の提供。
2.
生活視点:日常生活に役立つ実践的な学びを重視し、文化の最前線を意識します。
3.
横断知の繋がり:多分野の専門家による講義を通じて、社会課題に対する多角的なアプローチを学びます。
4.
コミュニティ育成:共通のテーマに関心を持つ仲間とのネットワークを形成し、食を通じた未来の社会作りを推進します。
これらの方針に基づき、「おいしい」という文化的価値の探求を共同で行い、日本の食文化の持つ課題を深く掘り下げ、それを解決するための実践的な運動を育んでいくことが期待されています。
開講記念講義のラインアップ
開講を記念して、以下の8つの魅力的な講義が準備されています:
1.
海藻視点ツアー:海藻博士と共に海に潜り、食の可能性を探る。
2.
小田原生活観光:地域の暮らしを体験し、観光の新しい形を探求。
3.
おいしい文章講座:食の表現方法を学び、楽しむためのライティング講座。
4.
宮川式味育学:子どもの味覚を育てるための基礎を学ぶ。
5.
道の人との食の旅:日本の食文化を守る職人との出会い。
6.
江戸暮らしの実践:江戸の食文化を学び、生活に活かす方法を探る。
7.
消えゆく食文化の継承:絶滅危惧の伝統食と向き合う。
8.
東北の山菜文化を調査する旅:地元の文化と食を体験する72時間。
これらの講義を通じて、参加者は食を媒介に豊かな学びを得ることができます。
おわりに
おいしい未来研究所は、今後も「おいしい学校」を通じて食文化を深く探求し、持続可能な未来を切り開く活動を継続していきます。興味のある方は公式サイトをチェックして、ぜひ参加を検討してみてください。
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