農業ロボットの進化
2021-05-25 14:30:01

アールティが発表した農業用ロボット「NEKONOTE Vegepicker」の全貌

アールティが誇る新型ロボット「NEKONOTE Vegepicker」



アールティが開発した「NEKONOTE Vegepicker」は、食品工場での野菜投入をロボットによって自動化するソフトウェアシステムです。このシステムは、AIを活用して、コンテナ内にある多種類の野菜を一つずつ認識することができ、ピッキング作業を効率的に行うことができます。

1. システムの特徴と用途



NEKONOTE Vegepickerは、協働ロボットと名付けられたアームを用いて、様々なフードスライサーと連携可能です。ユーザーが必要とする野菜の種類やロボットのサイズに応じて、複数のロボットメーカーの製品を選択することができます。これにより、工場の環境や使用目的に合わせたカスタマイズが可能で、製品の導入がスムーズに進むのです。

このシステムは、ロボットのアームや台座に取り付けられたカメラで野菜を認識し、カスタマイズされた設定によって、あらゆる異なる条件にも対応できるよう設計されています。エンドエフェクタ(ハンド)も多様性に富んでおり、野菜のサイズや固さに応じて交換ができるため、使い勝手が非常に良いのが特徴です。

2. 競争優位性と価格設定



従来のロボットシステムでは、特定のロボットが選定され、長い開発期間を必要とすることが一般的でしたが、NEKONOTE Vegepickerはその点においても革新をもたらします。特定の条件さえ満たせば、どんなロボットにも移行できるため、カスタマイズ性に優れた特徴を持ち、導入コストを抑えつつも高い効果を発揮します。

価格は要問い合わせとなっており、品目や使用するロボットに応じて変動しますが、納期も4か月を見込んでおり、比較的早い導入が可能です。

3. FOOMA JAPAN 2021でのデモンストレーション



NEKONOTE Vegepickerは、2021年に愛知県で開催されるFOOMA JAPAN 2021で実装モデルとして展示され、ピッキングのデモを行う予定です。アールティのブースA-226では、カナダのKinova社の「KINOVA Gen3」を使用したロボットが、実際に模型の野菜をピッキングする様子を見学できます。観覧を希望される方は事前予約が必要です。詳細はアールティのオフィシャルサイトにて確認できます。

4. 未来へのビジョン



アールティは「Life with Robot」という理念を掲げ、自社の技術開発を進めています。ロボットと共存する生活を実現するために、教育や受託開発、サービスロボットの幅広い活動に取り組んでおり、野菜投入ロボットの開発もその一環として捉えています。

これからの農業や食品業界において、自動化がもたらす効率化やコスト削減はますます重要になってくるでしょう。NEKONOTE Vegepickerは、その先駆けとして注目を集めつつあります。アールティのさらなる取り組みにも期待が高まります。

詳しい情報や製品の最新情報は、アールティの公式ウェブサイトにアクセスしてください。

会社情報

会社名
株式会社アールティ
住所
東京都千代田区外神田3-9-2末広ビル3F
電話番号
03-6666-2566

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