地元企業が協力し、対馬市を「選ばれる島」へ
長崎県対馬市は、2026年8月27日から「選ばれる島」を目指した移住促進と地域ブランディングを強化する取り組みを始めます。地方企業や地域活性化に特化したSNS運用やWebマーケティングを展開する株式会社ストーンハートがこのプロジェクトに参画。彼らは、対馬市特定地域づくり事業協同組合と連携し、戦略の立案から実行、そして伴走支援までを行います。
この取り組みは、対馬列島が持つ豊かな自然環境や歴史的な魅力を最大限に生かしながら、旅行者と移住を希望する人々に向けたメッセージを効果的に発信することを目的としています。具体的には、リアルイベントの支援やSNS(InstagramやTikTok)を利用した集客、Googleマップの活用など、様々なデジタル施策を統合し、地域の特徴を強調したブランディング体制を立ち上げます。
対馬列島の魅力
対馬は、九州本土と朝鮮半島の中間に位置する「国境の島」。その自然環境や文化は他に類を見ないもので、面積の約89%が山林で占められています。特に対馬固有のツシマヤマネコなど、希少な動植物が多く生息しており、手つかずの自然が広がっています。観光スポットには、烏帽子岳展望所や浅茅湾に加え、韓国展望所など、訪れる価値のある場所が点在しています。どのスポットも圧巻の景色を楽しめるスポットで、アウトドア愛好者から高い支持を得ています。
また、古くから日本と朝鮮との交流の拠点として栄えた歴史も持っており、朝鮮通信使を迎える窓口でもありました。近年では、対馬海流で育まれた新鮮な魚介類を使った郷土料理や海の幸が観光としても注目を浴びています。しっかりとした観光資源がある一方、地方創生においては人口減少や高齢化という課題も抱えており、移住や定住の促進が急務となっています。
このプロジェクトでは、まず移住促進への取り組みを通じて、対馬の魅力を全国に届けることを目指します。地域の魅力を伝えることで、観光客が単なる訪問者から、将来の移住候補者へと変わる導線を設計します。また、DC(デジタルトランスフォーメーション)を掛け合わせた新しい地域プロモーションモデルを創出することも重要です。
課題の克服
事業への参加を考えている特定地域づくり事業協同組合は、地域の人手不足を解消しようとしています。しかし、移住者の継続的な増加が必要不可欠で、従来の移住相談会だけでは十分な成果が得られず、対馬が移住先として選ばれにくいという課題が浮かび上がりました。これを打破するには、独自の魅力を再整理し、それを効果的に発信する必要があります。
ストーンハートは、デジタルマーケティングの強みを生かし、地域のリアルな魅力をSNSやオウンドメディアで発信することを計画しています。具体的には、移住者のリアルな声や、島の生活文化と食に焦点を当てたコンテンツを定期的に生成し、共感を呼ぶことを計画しています。また、公式LINEを通じて継続的な接点を設け、個別の移住相談にも対応できる体制を整えます。
今後の取り組み
今後の展望として、移住相談会や地域イベントなどのリアルな接点を強化し、デジタルで集客したリーチを確実にリアルへとつなげていきます。これにより、対馬の観光資源を最大限に活用した体験型イベントを実施し、訪れた人が「知る」「住む」までの一貫したプロモーションに結びつけます。
ストーンハートは、全国の移住希望者から「暮らしたい島」として選ばれるために、行政や地域の関係機関と連携しながら地方創生のプロジェクトを推進していきます。持続可能な地域社会の実現を目指し、地域の課題解決で大きな成果を上げることに期待が寄せられています。