GLOBIS調査結果
2024-11-08 04:06:16

デジタル人材育成の現状と課題を探るGLOBISの調査結果

デジタル人材育成の現状と課題



株式会社グロービスが提供する定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」は、最新の調査結果を発表しました。その内容は、社会人の学習実態及び企業におけるデジタルリスキリングの現状について詳しく分析されています。実際の調査では、企業の約68%がデジタル人材育成を進めているものの、参加社員は17%未満と、明確なギャップが存在していることがわかりました。

調査実施の背景



急速に変化する技術環境の中で、企業は従業員に対しリスキリングを行うことが急務となっています。デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、人的資本の強化が企業の競争力を高めるための鍵となるからです。しかしながら、この調査によると、参加社員の割合が非常に低い状況が明らかになりました。これは企業と社員の間に学習に対する意識の違いがあることを示唆しています。

調査結果の概要



学習実態と参加意識


調査の対象となった社会人の63%が「学習を行っていない」と回答しており、その中で28%は「学習の必要性も感じていない」と答えています。特に注目すべきは、学習を行っていない人々の81%がキャリア目標を持っていないということです。これは、従業員が学びの必要性を感じるための明確な目標設定が重要であることを示唆しています。

企業のデジタルリスキリングの現状


企業の人材育成担当者の68%が、デジタル人材育成に取り組んでいると答えていますが、実際にその研修に参加した社員はわずか17%にとどまりました。このギャップは、企業がどれだけ積極的にプログラムを推進していても、従業員がその情報を十分に把握していないことを示しています。

ベテラン非管理職社員の姿


特に注目したいのは、ベテラン非管理職社員に関する調査結果です。73%のベテラン社員が学習習慣を持っておらず、キャリア目標を持つ比率も低いことが判明しました。他の職員に比べ、自己成長への意欲が不足している現状が浮き彫りにされています。学習を行っている割合も27%と、管理職や若手・中堅社員に比べ低いことがわかります。仕事に対する課題感や目標設定の重要性がここに鍵として隠されています。

自律的学習を促すために



GLOBISの越田編集長は、社員が自律的に学ぶためには「学習の必要性を感じられる環境の整備」「明確な学習内容の提示」「継続的な学習の機会を提供すること」が重要であると述べています。また、個々の社員がなぜ学んでいないのか、その理由は多岐にわたりますので、画一的なアプローチではなく社員のニーズを的確に把握することが必要です。

学習は、従業員の自己成長と企業の成長を支える根幹です。今後、ベテラン社員を含め、全ての職員が充実した学習機会をもてるような環境づくりが求められています。特に、少子高齢化を背景にベテラン社員が企業内で重要な役割を果たす中、彼らにとっての学びの機会の提供は今後の重要な課題となるでしょう。

まとめ



「GLOBIS 学び放題」は、社会人が必要な知識を効率的に学べるコンテンツを提供し、従業員のデジタルスキルの向上をサポートしています。今回の調査結果は、企業が抱える学習の課題を解決するための一助となるでしょう。詳細なレポートは、同サービスのウェブサイトでも公開されているため、ぜひご覧ください。

参考リンク




画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
株式会社グロービス
住所
東京都千代田区二番町5-1住友不動産麹町ビル
電話番号
03-5275-3900

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。