乗鞍岳春山バス運行開始のお知らせ
乗鞍岳春山バスが2023年5月27日(土)から、一部区間の運行を早めて開始します。このバスは、乗鞍エコーラインの「位ヶ原山荘」から「大雪渓・肩の小屋口」までの区間を走り、特にこの夏季シーズンには美しい雪の景色を楽しむことができます。例年であれば、6月に入ってからの運行予定でしたが、除雪が進み早々に運行されることとなりました。
雪の回廊と冬の名残
この運行延長によって、乗鞍岳の素晴らしい景観、特に約10メートルの高さを誇る「雪の回廊」へのアクセスが容易になりました。旅人たちは、雪壁に触れたり囲まれたりしながら、その美しさを存分に楽しむことができます。また、雪不足が懸念されていましたが、今年も見事な雪の壁を見ることができるとのことです。加えて、スキーやスノーシューを利用した乗鞍岳の残雪を楽しむこともお勧めです。
注意事項
ただし、2023年6月12日(月)から6月23日(金)の間は、道路工事のため休止されます。運行を希望される方は、スケジュールを確認の上、事前に計画を立てることをお勧めします。
料金情報
乗鞍岳春山バスの料金は大人が往復3,400円、小人が1,700円となっており、障害者割引も用意されています。詳細についてはアルピコ交通の公式サイトをチェックしてください(
アルピコ交通のウェブサイト)。さらに、7月1日からは乗鞍山頂(畳平)へのシャトルバスも運行開始される予定です。
春から初夏の穏やかな風景
ミツガシワの観賞
乗鞍高原では5月下旬から「ミツガシワ」という野草が咲き始め、これが特に美しいシーズンを迎えます。水中から突き出した3枚の葉と、白い毛が生えた花が特徴のミツガシワ。牛留池、どじょう池、あざみ池では、特にどじょう池でのミツガシワ群生が見どころです。ぜひ、この素晴らしい自然の中で探してみてください。
ツツジ園の見ごろ
また、一の瀬のツツジ園も見逃せません。毎年6月中旬が見ごろですが、今年は開花が早まり、6月初旬から美しいレンゲツツジが観賞できる見込みです。特に、白樺の木々や新緑とともに、オレンジ色の花が水面に美しく映えます。
6月のそぞろ歩きイベント
6月の乗鞍高原では、さまざまなイベントが予定されています。
- - のりくらロゲイニング2023: 6月10日(土)に開催されるこのイベントでは、地図を使って指定された目標を探し出す宝探しのようなゲームが楽しめます。参加は自由で、自分のペースで得点を目指せます。
- - ツツジ園整備作業: 6月3日(土)から4日(日)に、ツツジの保護に関する作業が行われます。自然保護センターのスタッフと共に、ツツジの剪定やススキ刈りを行います。
- - 善五郎の滝ガイドウォーク: 6月3日と10日に、自然の魅力を学びながら滝を訪れるガイドツアーが開催されます。自然に囲まれた中でリフレッシュし、親睦を深める良い機会です。
まとめ
乗鞍高原には、春から初夏にかけて美しい自然を堪能するための素晴らしいスポットが盛りだくさんです。イベント情報を確認しながら、ぜひ足を運んでこのシーズンならではの魅力を体験してください。次回ののりくら便りは、6月中旬に発信予定ですのでお楽しみに。