飛鳥資料館特別展
2025-10-31 14:20:50
飛鳥資料館50周年記念特別展「古代技術の精華-飛鳥池工房-」開催決定!
2025年11月から12月にかけて奈良県に位置する飛鳥資料館にて、開館50周年を記念した特別展「古代技術の精華-飛鳥池工房-」が開催されます。この特別展では、奈良県飛鳥池遺跡から出土した重要文化財が多数展示され、古代の技術や製品がどのように生産されていたのかを知る貴重な機会となります。昨年の3月に、奈良文化財研究所が所蔵する飛鳥池遺跡の出土品が重要文化財に指定されたこともあり、今回の特別展は特に注目されています。
飛鳥池遺跡は、古代の巨大工房の実態を解明するための重要な発見をもたらしました。7世紀後半を中心に金属やガラス、漆などを使って様々な製品が製造されていたことがわかり、その中には宮殿を飾るための調度品や実用的な道具、さらに古代最古の鋳造貨幣「富本銭」も含まれます。今回の展覧会では、これらの重要文化財を通じて、古代技術の精華を見ることができます。
特別展の期間は2025年11月5日から12月14日まで、場所は飛鳥資料館特別展示室です。開館時間は午前9時から午後4時30分までで、入館は16時まで受け付けています。休館日は毎週月曜日で祝日が重なった場合は翌平日に休館します。入館料は一般350円、大学生200円、70歳以上および高校生・18歳未満は無料となっています。
この特別展では、特別展示に加え関連イベントも充実しています。例えば、講演会が2回開催される予定で、11月15日には「飛鳥池工房にみる古代ガラスの技術」、11月29日には「飛鳥池遺跡と富本銭」というテーマで講師を迎えた講演が行われます。また、ギャラリートークも実施されるため、参加者は専門家の解説を直接聞きながら展示品を観覧することができます。
このように、飛鳥資料館の特別展は、ただの展示を超え、学びを深める機会を提供します。特に古代技術や奈良の文化に興味のある方々にとって、この特別展は貴重な出会いの場となることでしょう。今後の文化財の理解を深め、過去の遺産と未来の生成をつなぐ架け橋となることを期待しています。飛鳥資料館に是非足を運んで、古代の技術とその魅力を触れてみてください。
また、特別展に併せて開かれる記念式典も予定されています。こちらは11月4日に行われ、参加が招待者のみとなるため、事前に申し込みが必要です。内覧会についても記者向けに実施される予定なので、取材に関心のある方はお問い合わせをお忘れなく。
この特別展を通じて、飛鳥資料館が文化財の保存と教育にさらに貢献していく姿勢を感じることができるでしょう。
会社情報
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奈良文化財研究所
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