ネクスグループ、ZEDホールディングスとの連携でIoT製品のセキュリティ強化へ
ネクスグループが進めるIoTセキュリティ強化の取り組み
株式会社ネクスグループが、2025年の連結子会社化に伴って株式会社ZEDホールディングスとの新たな連携を発表しました。この取り組みは、IoT製品のセキュリティ強化およびWeb3領域におけるサービスの開発を目指しています。
中期経営計画とIoT事業の展開
2023年4月に策定された中期経営計画において、ネクスグループはIoT関連事業だけでなく、デジタルコンテンツや暗号資産分野を含むWeb3領域への積極的な展開を狙っています。特に多様化するデジタル環境において、IoTのセキュリティが重要視されている現状から、この分野へのアプローチが不可欠です。
ZEDホールディングスと各子会社の役割
ZEDホールディングスは、複数の技術企業を傘下に持つ持株会社で、暗号資産交換業者である株式会社Zaifやセキュリティコンサルティングの株式会社クシムソフト、Web3のコンサルタント企業チューリンガム株式会社などが含まれています。今回の連携により、具体的なIoT製品のセキュリティ適合評価が進むこととなります。
セキュリティ要件評価制度の導入
IoT製品の急増とともに、サイバー脅威も増加しています。このため、経済産業省では2024年8月を目標に「IoT製品に対するセキュリティ適合性評価制度」の構築方針を発表予定です。この制度に基づき、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度」を2025年3月から運用します。ネクスグループは、これに対する適合評価を進め、より安全なIoT製品を提供することを掲げています。
具体的なIoT製品の展望
具体的には、Portable 5G Modem「UNX-05G」や新たに開発中の5G RedCap対応USBドングルなどに対し、クシムソフトとの共同でセキュリティ向上の取り組みを行っています。また、エッジAIコンピュータ「AIX-01NX」のソフトウェアについても今後の連携を視野に入れています。
Web3領域での新たな機会
Web3領域では、暗号資産やブロックチェーン技術が注目されています。特に、チューリンガムとの連携によってDePIN(分散型物理インフラネットワーク)を含む多様な産業において、ネクスのIoT技術がどのように活用されるかが期待されています。この技術により、通信インフラや物流、エネルギー分野に新たな価値を提供することが目指されています。
今後の発展について
ねクスグループは、これらの取り組みにより新たなIoT需要を喚起し、ビジネスチャンスを拡大させていく考えです。また、NCXC(ネクスコイン)の価値向上という観点で、今後もチューリンガムとの連携を強化し、トークノミクスの設計に注力します。
結論
ネクスグループが主体となり、ZEDホールディングスとの連携によって、IoT製品の安全性向上やWeb3領域へのサービス展開を進めることにより、業界の進化が期待されます。消費者が安心して利用できる製品やサービスの提供は、今後ますます重要となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ネクスグループ
- 住所
- 岩手県花巻市椚ノ目第2地割32番地1
- 電話番号
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03-5766-9870