奈良県の広報を担うVTuber「奈々鹿」が、2026年に近畿6府県で開催される「令和8年度全国高等学校総合体育大会」(以下、近畿総体2026)の奈良県の広報アンバサダーに任命されました。このアンバサダー就任により、奈々鹿は大会に向けた盛り上がりを作り、県内全体の高校アスリートを応援する雰囲気を醸成することを目指します。奈々鹿は若者向けの情報発信を社会に向けて行うことを目的に、令和5年度に制作されたVTuberで、2023年3月13日にデビューしました。彼女のデザインは一般公募と県民投票を経て選ばれたもので、主にSNSや動画を通じて奈良県の魅力を発信しています。
広報アンバサダーとしての活動は、令和8年8月31日まで予定されており、全国高等学校総合体育大会奈良県での開催種目には「ハンドボール」「剣道」「テニス」「なぎなた」があります。奈々鹿は大会を盛り上げるために、奈良県高校生活動推進委員会「わっしょい倭」と連携しPR活動を行います。
さらに、広報活動に伴い、新しい衣装を身にまとった奈々鹿のイラストが4点制作されました。これらのイラストは、奈良県の職員からなる「VTuber奈々鹿活用推進プロジェクト」のメンバーの意見を反映して作成され、今後の広報やPR活動に活用される予定です。
具体的な今後の活動としては、PRイベント「GO!インハイ2026~インターハイを体験しよう!~」が計画されています。2025年11月16日(日曜日)にイオンモール橿原のウエスト・ビレッジで行われるこのイベントでは、奈良県で実施される4つの競技についての紹介コーナーや、「わっしょい倭」による企画が用意されています。また、VTuber奈々鹿の新デザインを用いた缶バッジの配布も行われる予定です。
「奈々鹿」は、これまでの活動を通じて10代から30代の層を中心に多くの支持を得ており、YouTubeの登録者数は5,790人、X(旧Twitter)では7,685人に達しています。彼女は今後とも、県政広報において若年層への訴求力を高め、県の魅力を親しみやすく伝える重要な役割を担っていくことでしょう。若者に対する情報届ける手段としてのVTuberの活用が、奈良県に新たな風を吹き込む期待が高まります。
詳しい情報は、近畿総体2026の公式ウェブサイトや奈良県の公式VTuberサイトをご覧ください。