福岡で体験する韓国アートの魅力
福岡市のYUGEN Gallery FUKUOKAでは、6月12日から26日まで、韓国・ソウルを本拠とするアーティストチーム、C.P.S(Complex Seoul)のグループ展「COMPLEX」が開催されます。5名の若手アーティストによって表現される独自の視点が、訪れる人々に新たなアート体験を提供します。
グループ展「COMPLEX」の概要
本展では、276C(Ichiro.C)、キム・ドンホ、イ・ドンフン、ジュ・ジェボム、ソル・ドンジュの同世代アーティストたちが参加します。キュレーションを担当するのは、福岡の平尾に位置するギャラリー「other」です。これまでにも福岡の特性をテーマにした展覧会が行われており、今回は「複雑さ」に着目しています。
「COMPLEX」のテーマ
「COMPLEX」というタイトルには「複雑さ」という意味が込められており、同時に劣等感をも示唆しています。アーティストたちは、それぞれの内面的な感情と向き合いながら、絵画や立体作品、映像を通じて多様なメッセージを発信します。
注目のアーティストたち
ユーモアとウィットを取り入れた作品を展開する275Cは、ポップアートを基盤にしたビビッドな感性が特徴。様々なメディアで活動しており、企業やブランドとのコラボレーションも積極的に行っています。この多様性は彼の作品に豊かさを与えています。
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彼は旅行や日常での出会いをもとに、非現実的な要素を絡めた風景画を描きます。時には風刺的に、また時には人間の感情を温かく表現します。
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お土産をテーマにした作品が知られるイ・ドンフンは、「ステッカー」という形式を用い、都市の日常を楽しく表現しています。彼のアートは視覚的に楽しく、簡潔で分かりやすいのが魅力です。
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ピクセルを通じて多様な感情を描くジュ・ジェボムの作品は、彼自身の内面的な探索を表現しており、観る者の心を深くつかみます。
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都市の日常風景をペン画や写真で記録するソル・ドンジュは、目立たない場所に潜むユーモアと違和感に注目し、都市の物語を描き出します。
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アートシーンでの地位
C.P.Sは、光州ビエンナーレやフリーズといった国際的なアートイベントで注目を集めており、MZ世代のアーティストたちが活躍する韓国のアートシーンを代表する存在です。彼らの展覧会は、福岡のみならず、東京のYUGEN Gallery(南青山)でも7月4日から21日まで開催される予定です。
展覧会情報
- - 開催期間: 2025年6月12日(木)〜6月26日(木)
- - 開館時間: 11:00〜19:00(最終日は17:00終了)
- - 定休日: 火曜日
- - 入場料: 無料
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詳細な展覧会情報やアーティストのプロフィールは、
YUGEN Galleryの公式サイトをご覧ください。
福岡で新たなアート体験を楽しむこの機会をお見逃しなく。