顧客心理に訴える新サービス『サービスブランディング』を発表

株式会社mctが新たに発表したサービス『サービスブランディング』

株式会社mctは、顧客の心理に響く新しいコンサルティングサービス、『サービスブランディング』を始めました。このサービスは、価格や機能だけでは選ばれない現代において、顧客との感情的なつながりを築き、特別な体験を提供することを目的としています。

サービス開発の背景

近年、デジタル化が急速に進む中で、多くの企業が新しいサービスを次々と展開しています。しかし、技術の進歩によりサービスの機能的な差別化がますます難しくなってきています。例えば、マッキンゼーのデータによると、デジタルサービスにおける機能差が埋まる速度が速まり、2010年は12ヶ月であったものが、2024年には3.5ヶ月に縮小するとされています。また、モバイルアプリの78%が同じデザインパターンを使用しているという調査結果も存在します。このような中、多くの企業は「なぜそのサービスを選ぶのか」という顧客の本質的な動機を理解できずにいます。

サービスの特徴

mctの『サービスブランディング』は、深い顧客インサイトを見つけるための独自の6ステップを採用しています。具体的には、以下の成果を目指します：

1. 深い顧客インサイトの発見
ZMET法（Zaltman Metaphor Elicitation Technique）や心象イメージ法を用いて、顧客の言語化できない深層価値観や感情を引き出します。このプロセスにより、顧客の本質的なニーズが明らかになります。

2. 共感を生む世界観・ストーリーの構築
顧客が自分自身を重ねられるような物語や世界観を作ります。抽象的な価値を日常や感情に結び付けることで、記憶に残るブランド体験が生まれます。

3. 心を動かすブランド体験の設計
顧客との接点で一貫した体験を提供し、特別な瞬間を意図的にデザインします。これにより競合との差別化が図られます。

6ステップの実践プロセス

具体的なプロセスは次の通りです：
1. キックオフセッション - 目標や課題の共有
2. CXリサーチ - 顧客インサイトの導出
3. ワークショップ - ブランドの意味と目指すCXの定義
4. ブランドコンセプト開発 - 世界観やストーリーの開発
5. 体験デザイン - 心に残る体験の開発
6. VI開発 - らしさを示すビジュアルの設計