三井住友DSアセットマネジメントとneoAIが共同開発したAIプラットフォームの全貌
2023年、三井住友DSアセットマネジメント株式会社と株式会社neoAIは、投資信託約款の管理業務に革新をもたらすプラットフォームを発表しました。この新たな業務基盤は、約1,100ファンドの約款をAIによって効率化し、法令改正への柔軟な対応を可能にします。
プラットフォームの開発背景
投資信託約款は、各ファンドに対しての重要文書であり、法令改正の度に新旧の対照表の作成や金融庁への届出が業務の一環として求められます。従来、約款はWordファイルで管理されており、変更が生じた場合には膨大な時間を要する手作業が続けられていました。このような構造的な課題を解消するために、両社は協力し、AIネイティブな業務環境の構築に取り組むことになりました。
約款管理の大幅な効率化
新プラットフォームを通じて実現する主な機能には、約款の検索・編集が挙げられます。約1,100ファンド分の約款が条文単位で取り込まれ、AIによるタグ付けが行われることで、ユーザーは特定の条文を自然言語で検索することが可能になります。また、法令改正に伴う条文の一括変更が従来の130時間以上から数分で完了することが確認されています。これは、人間の記憶に依存しない構造化データによるものであり、業務の効率化と正確性を兼ね備えています。
次世代の約款管理への展望
本プラットフォームは、今後の約款業務において新たな可能性を広げることが期待されています。AIを基にした業務基盤によって、約款のドラフト生成や他のシステムとのデータ連携の強化が進むでしょう。これにより、AIエージェントがさらに広範な業務を自動化することが目指されています。
各社のビジョン
三井住友DSアセットマネジメントの常務執行役員、土屋裕子氏は、「約款業務の重要性を考えると、正確性と履歴管理の両立は必須です。AIの活用により、担当者の経験が組織全体に生かされることに大きな意義があります。」と語りました。
一方、neoAIの代表取締役CEO千葉駿介氏は、「高い正確性を求められる投資信託約款の領域でAIの構造化データ基盤を構築できたことは、生成AIの社会実装における重要な一歩であると考えています。」と力強く述べています。
合作の意義と今後の展望
AIを活用した約款統合管理プラットフォームは、業務のAIX(AIトランスフォーメーション)を進める重要な取り組みとして注目されています。市場の変化に迅速に対応するための基盤として、今後も両社は協力し続け、次世代の投資信託約款業務を推進していくことでしょう。AIによる変革が、金融業界に新たな風を吹き込むことを期待しています。
企業情報
代表者: 荻原 亘
所在地: 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー26階
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代表者: 千葉 駿介
所在地: 東京都港区虎ノ門一丁目10番5号 KDX虎ノ門一丁目ビル3階
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