宮崎県高千穂峡にスマートゴミ箱「SmaGO」が導入されました

宮崎県高千穂峡に「SmaGO」が誕生！

2025年12月17日、福岡県の名勝地、高千穂峡に環境配慮型のスマートゴミ箱「SmaGO」が初めて導入されました。この取り組みは株式会社フォーステックと高千穂町観光協会が連携して行うもので、観光庁の持続可能な観光推進事業として認められています。

高千穂峡の魅力

高千穂峡は、年に約150万人が訪れる日本の風光明媚な観光地です。特に近年はインバウンド旅行者の増加が顕著で、訪れる人々が多くなっています。しかし、観光客の増加に伴い、ゴミ箱の不足やポイ捨て問題が浮上してきました。これにより、美しい自然景観が損なわれる危険性が増し、清掃作業の負担も増加しています。

スマートゴミ箱の導入背景

「SmaGO」は、太陽光で動き、ゴミを自動で圧縮して量を検知する機能を備えています。これにより、ゴミの散乱や溢れを防ぎつつ、効率的な収集を実現。従来のゴミ箱と比較して、回収業務が大幅に効率化されるのです。設置場所は高千穂峡の主要な5つのポイントで、合計10台が並びました。

設置場所とデザイン

具体的には、第1駐車場、第3駐車場、高千穂峡淡水魚水族館前、観光協会直営売店前、高千穂バスセンター前にそれぞれのゴミ箱が設置されています。各ゴミ箱は、地域の風景がラッピングされたデザインで、訪れた観光客にもその魅力を伝えています。また、内部には消火フィルムも搭載しており、万が一の火災にも対応可能です。

今後の展望

高千穂峡エリアで得られた運用データを基に、今後はさらなる景観の保護とゴミ収集効率の向上を目指していく予定です。この知見は国内の他の観光地にも応用され、持続可能な観光地の運営に寄与することを目指しています。

また、SmaGOの技術は国連が定めるSDGsの17の目標のうち、環境保全に関連する6つの目標にも貢献しています。具体的な導入効果として、東京都の表参道エリアでは回収回数が75％も削減され、大阪府の道頓堀エリアでは周囲のポイ捨てゴミが90％も減少しています。