子どもの習いごと、予想外の出費が約70％に達する驚きの実態とは？

子どもの習いごとでの思わぬ出費の実態

最近、育児をしている親に向けた大規模なアンケート調査が行われた。この調査は、特に「子どもの習いごと」に関するもので、約600名の親が参加し、その結果は多くの家庭が思わぬ出費に直面していることを示している。実施したのは、日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」が運営する「ママスタセレクト」で、調査の内容は、多様な習いごとにおける経済的負担の実態に迫るものとなっている。

予想外の出費があった家庭は68.2％

調査結果によると、「予想外の出費があった」と回答した親は68.2％にのぼり、「出費はない」と回答したのはわずか20.4％に過ぎなかった。このデータは、子どもが習いごとを始める家庭が増える中で、実際にはどれだけの経済的負担がかかるのかの現実を浮き彫りにしている。アンケートの自由回答からは、具体的な出費例も多数挙げられており、それぞれの家庭の苦労が垣間見える。

具体的な出費の例

発表会や試合、イベント関連の費用

特に目立つのは、発表会や試合、イベントに関連する出費である。バレエや音楽教室に通っている子どもを持つ家庭では、発表会の参加費用が10万円を超えることもあるといった具体的な例が示されている。このようなイベントにかかる費用は予想していても、実際には驚くような金額になることが多いようだ。

さらに、サッカーや野球といったスポーツ活動でも、試合に参加するための協賛金や遠征費、合宿費が重くのしかかってくる。親たちは「参加必須」と感じているため、支出は避けられない。

ユニフォームや衣装の購入費

次に目立つ出費としては、ユニフォームや衣装、道具の購入費用が挙げられる。特に競技チアではユニフォーム代が約10万円に達することもあり、ダンスや野球では、指定された道具を買うことが高額な負担となるケースも少なくない。

上達に伴う出費

また、子どもの上達に伴って月謝が上がることも考慮しなければならない。「バドミントンの強化メンバーに選ばれたことで遠征費がかかるようになった」との声が寄せられており、子どもが成長していく中で予想外の出費が増えることも少なくない。

親自身の出費も

興味深いことに、親自身が発表会用のTシャツを購入する必要があることも多い。これに加えて、発表会での先生へのプレゼント代を保護者全体で負担しなければならない場合もあり、家計への影響を無視できない。

家計とのバランスを考慮

こうした出費を見てみると、習いごとの経済的負担は月謝だけにとどまらないことがよくわかる。親たちにとっては、子どもの意志を尊重しながらも、家計とのバランスを見極めることが求められるだろう。習いごとの意義を再確認しつつ、実際の支出に目を向ける必要がある。

調査の詳細とママスタについて

この調査は、2025年2月15日から16日の2日間にわたり実施され、617名の子どもを持つ親、妊娠中の方からの回答が集められた。ママスタは、月間約9.6億PVを誇る日本最大級のママ向け情報サイトで、子育てや生活に関するさまざまな情報サービスを提供している。今後も、ママたちの悩みに寄り添った情報の発信が期待される。