片倉コープアグリの革新技術による新液肥の誕生
片倉コープアグリ株式会社が新たに開発した水稲用液状肥料「ひろがるくんシリーズ」。この製品は、農業現場で直面する労働力不足や施肥作業の重労働を軽減することを目指しています。特に、水田の水口から直接流し込むだけで施肥が可能な手軽さが魅力です。これにより、従来の施肥体系の維持と効率化を実現しました。
開発の背景
日本の水稲栽培の現場では、「肥料の運搬が重労働である」「追肥を行うための人手が足りない」といった問題が広がっています。これに対応し、従来の施肥方法を見直し、経営を効率化する手段として、流し込み液肥「おてがるくんシリーズ」が企画されました。このシリーズは、特別な道具を使うことなく、水口に設置するだけで施肥作業が可能な画期的な製品です。利用者からは好評を博していますが、最大4時間という投下にかかる時間は改善の余地がありました。
「ひろがるくんシリーズ」の特長
新たに登場した「ひろがるくんシリーズ」は、これらの課題を解決するために開発されたものです。独自の研究成果に基づいて、田面の水中での肥料の拡散性を飛躍的に高めることで、最大4時間かかっていた肥料の吐出時間をなんと約20分に短縮しました。この短縮化により、農業従事者は施肥中に他の作業を行うことが可能になり、作業全体の効率が飛躍的に向上します。
手軽さに関しても、「おてがるくんシリーズ」の特長はそのまま引き継がれており、特別な工具なくとも簡単に設置できる点が評価されています。これにより、農家の負担を減らし、農業の作業が少しでも楽になることが期待されます。
製品ラインナップ
「ひろがるくんシリーズ」には、用途に応じて2タイプが用意されています:
1.
ひろがるくんスーパー
- 成分:窒素20%、りん酸0%、加里0%
- 基肥や追肥のいずれにも活用できる窒素単肥液肥です。硝酸化成抑制材も配合されており、肥料の利用効率をさらに向上させることが可能です。
2.
ひろがるくんNK
- 成分:窒素15%、りん酸0%、加里6%
- 追肥施用に特化したNK液肥として設計されています。
このように用途に応じた製品が揃っていることも、農家にとっては利便性が高いポイントとなります。
今後の展望
片倉コープアグリでは、「ひろがるくんシリーズ」の普及を通じて、水稲の施肥における省力化をさらに推進し、水稲生産の安定と品質向上に寄与する方針です。農業技術の進展が、実際の現場でどのように役立つのか、多くの農家にとっての新たな選択肢となることが期待されます。
お問い合わせ
このリリースに関する質問や詳細については、片倉コープアグリ株式会社肥料本部 アグリソリューション推進部 技術推進課(担当:日下)にお問い合わせください。電話番号は03-5216-6613です。