日本とシンガポールのヘルスケアイノベーションを加速する試み
近年、急速な高齢化社会の進展と医療人材不足が深刻な課題となっている中、日本とシンガポールは新たな解決策を模索しています。この二国間でのヘルスケアイノベーションを促進するために、株式会社インディージャパン(INDEE Japan)は、シンガポールの公的医療グループであるNHG傘下のCentre for Healthcare Innovation(CHI)と提携を結びました。この提携により、日本とシンガポールの医療分野における交流が加速されることが期待されています。
【新たな医療イノベーションの舞台】
この提携の目玉は、CHIが主催する「CHISEL Healthcare InnoMatch」への日本からの公式選考プログラム『Healthcare Innovation Booster』の開催です。これは、日本のスタートアップと中小企業がシンガポールの公的医療機関での実証機会を得るための選考プログラムであり、参加チームへの支援も充実しています。
国内選考を通過した最大10チームは、シンガポールでの予選を免除され、「CHISEL Healthcare InnoMatch 2026」に参加可能となります。この本戦では、医療従事者とのフィードバックを得ながら、最終的に優勝チームが選ばれます。優勝者には最大S$500,000(約6,000万円)の資金提供が保証され、実証実験の機会も得られます。
【参加特典とプロセス】
エントリーはすでに開始されており、応募の締切は2026年4月27日です。日本語でのエントリーも可能で、入賞チームには英文申請書作成のサポートが行われます。さらに、最優秀チームには、CHIの優勝実績を持つエキスパートから直接のメンタリングを受ける特典が用意されています。この選考プログラムを通じて、参加者は実際の医療市場へのアプローチを学び、貴重なネットワークを築くことができます。
【求められるイノベーション】
日本とシンガポールの連携は、特にAI診断、ロボティクス、デジタルヘルスといった領域でのイノベーション促進に寄与すると期待されています。両国が共通の課題を克服するため、自国の優れた技術を活用して医療現場の質向上を目指します。INDEE Japanの津田真吾代表は「CHISELの体系的なアプローチは、シンガポールの厳格な医療制度において、日本のイノベーターに最適な実証の場を提供します。」と語りました。
【INDEE Japanとは】
INDEE Japanは2011年に設立され、企業のイノベーション推進に特化したコンサルティングや事業開発支援を行っています。近年はシンガポールを拠点に、ロボット、バイオ、ヘルスケアといった分野での事業開発を支援し、2024年にはディープテックスタートアップ向けのベンチャーキャピタルも設立します。今後、日本の企業が海外でのビジネスチャンスを広げ、医療分野におけるイノベーションの実現に向けて挑戦を続けることが期待されています。
このプログラムは、海外公的医療への実装を目指す企業にとって絶好の機会です。参加を希望される方は、ぜひ公式サイトから詳細を確認して応募してください。