日本esports協会設立
2019-05-27 11:01:15
新設された日本esports促進協会が国内市場の国際化を加速
日本esports促進協会の設立とその目的
最近、日本国内におけるesportsの発展に向けた新たな取り組みが発表されました。それは、一般財団法人日本esports促進協会(JEF)の設立です。この協会は、国内のesports市場を国際化し、人材育成や大会の開催をサポートすることを目的として活動を開始しました。
国内esports市場の現状
近年、esportsはアジアを中心に国際的な注目を集めています。例えば、アジアのスポーツ大会では公式種目として採用され、2022年の市場規模は290億ドルに達する見込みです。しかし、日本では主にゲーム機を使用するスタイルが根強く、PCゲーム主体の世界的な市場と比較すると、認知度や市場規模が遅れていると言われています。
このような状況を受けて、JEFの設立が決定されました。日本のesports文化をさらに発展させるために、国内外の協会と協力し、選手や指導者の育成を行っていくことが重要です。
JEFの具体的な取り組み
JEFは、すでに台湾、マカオ、上海などの国際的なesports協会と連携を強化しています。この協力により、各協会が育んできた大会の主催経験や人材育成のノウハウを共有し、国内選手が国際大会に出場する際の推薦やサポートが行われる仕組みを提供します。さらに、海外チームの日本での活動を支援し、国際的な経験を持つ選手を招致することも視野に入れています。
また、JEFは国内大会の開催も実施予定です。これにより、一般の人々がesportsに親しむ機会を増やし、国内選手の活躍の場を広げることが可能になります。公式サイトでは、今後のイベント情報や参加者募集について随時更新していくとのことです。
JEFの今後の計画
JEFは、いくつかの具体的な活動プランを掲げています。特に、クラブチームの育成が重要なテーマです。アジア各地のノウハウを活用し、国際的なプロクラブチームの設立と活動を促進していくと発表しています。
また、会員限定の「esports Center」を提供し、上海にある施設で選手たちが集中して訓練できる環境を整える予定です。この施設では、イベントや大会のライブ配信が行える他、専門家による教育も提供されるため、選手だけでなく、実況や解説者といった新たな人材の育成も期待されます。
さらに、定期的に国際esportsカンファレンスを開催し、最新の情報を会員に提供することで、国内のesportsの発展に寄与する使命も担っています。アジア最大規模のオフラインイベント「CHINA JOY CUP」においては、日本の公式窓口としての役割を果たし、国内会員には海外との直接的な連携ルートを提供することが計画されています。
結論
日本esports促進協会の設立は、国内のesports市場を国際的に成長させるための重要な一歩といえるでしょう。在宅でのオンラインゲームの普及に伴い、今後ますます多くの人々がesportsに触れる機会が増えることでしょう。また、助成金や支援を通じて、モチベーションを高め、競争力のある選手の育成に期待が寄せられています。これらの取り組みは、ただ単に競技を推進するだけでなく、国内文化としてのesportsの地位をも高めることに繋がるに違いありません。
一般財団法人日本esports促進協会の設立以来、国内esportsの発展に向けた取り組みは確実に進んでいます。今後の成果に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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一般財団法人日本esports促進協会
- 住所
- 東京都千代田区霞が関3-6-15霞が関MHタワーズ6階
- 電話番号
-
03-6205-7543