積水ハウス、生物多様性ツール開発
2024-07-09 15:34:59

積水ハウスとシンク・ネイチャー、生物多様性可視化提案ツールを共同開発!住宅の植栽でネイチャー・ポジティブを実現

積水ハウス株式会社と株式会社シンク・ネイチャーは、2030年のネイチャー・ポジティブ実現に向け、住宅の植栽提案で生物多様性保全効果を可視化する「生物多様性可視化提案ツール」を共同開発しました。

このツールは、積水ハウスの「5本の樹」計画とシンク・ネイチャーの生物多様性ビッグデータを活用し、建築地ごとに生物多様性保全効果の高い樹木を組み合わせをシミュレーションすることができます。世界初となるこの取り組みは、お客様への提案時に社内ツールとして活用され、設計段階から生物多様性保全効果を可視化した植栽提案を実現します。

現在、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県で試験運用を開始し、その効果検証を行っています。将来的には全国への導入を目指しています。

積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画に取り組んでおり、地域に合わせた在来樹種を中心に植栽することで、生物多様性の回復に貢献してきました。琉球大学理学部久保田研究室との共同検証では、都市部の生物多様性を定量評価できる「ネイチャー・ポジティブ方法論」を構築し、その科学的な根拠を得ることができました。

今回のツールの導入により、植栽本数の増加だけでなく、建築地の生態系に最適な樹種を提案することで、生物多様性保全の質を高め、従来の提案と比較して約2.6倍の効果が見込まれます。

「生物多様性可視化提案ツール」は、設計担当者がPCやiPadなどの端末から建築地の住所や樹種数を入力することで、生物多様性保全効果の高い樹木の組み合わせ上位10組を表示します。さらに、樹種組み合わせ、呼べる鳥、チョウなどの評価指標も出力され、生物多様性保全効果を可視化します。

積水ハウスは、このツールを活用することで、お客様の暮らしに寄り添う外構を設計し、住まい手の幸せ向上とネイチャー・ポジティブの推進に貢献していくことを目指しています。


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