医療DXの波、レイヤードが新機能で外来データ作成を簡易化
医療DXの波、レイヤードが新機能で外来データ作成を簡易化
2025年4月10日、株式会社レイヤードは患者管理システム「Kakarite」に「外来データ作成機能」を新たに搭載したことを発表しました。この機能は、令和4年度診療報酬改定において新設された「外来データ提出加算」に対応するためのもので、医療機関のデータ提出業務を効率化することを目的としています。
新機能の開発背景
今回の機能は、医療機関が診療時にどのように患者と関わっているのかを明らかにし、医療の質の向上に寄与することを意図しています。しかし、外来データの作成には複雑な手続きが伴い、多くの医療機関にとって大きな負担となっています。
そのため、レイヤードは医療現場のニーズを反映し、スムーズに外来データを作成・提出できる仕組みを構築しました。この新機能により、レセプトファイルをアップロードすることで必要なデータを自動的に抽出し、整理することが可能となります。
外来データ作成機能の詳細
Kakariteの新機能では、外来様式1(FF1)ファイルを容易に生成することができます。具体的には、レセプトファイルをもとに診療行為や処方、検査情報を自動でマッピングし、手作業での入力や紐づけ作業を大幅に削減します。このプロセスは医療機関にとっての生産性向上に寄与することでしょう。
メディヴァとの協業
株式会社レイヤードは、医療コンサルティングのリーディングカンパニーであるメディヴァと協力し、医療現場における制度対応を多角的に支援します。メディヴァの豊富な経験を活かし、医療機関に対する実践的なノウハウを提供することで、医療DXの推進が期待されています。
今後の展望
両社は今後、共催セミナーの開催や導入支援体制の整備などを計画しており、医療機関の持続的な支援を図る予定です。外来データ提出加算に関するウェビナーも予定しており、制度の理解を深めたり、業務負担を軽減するための情報を提供することを目指します。
まとめ
医療機関が直面するデータの作成・提出の負担を軽減することを目指すレイヤードの新たな取り組みは、今後の医療DXの発展に寄与する重要なステップだと言えるでしょう。この新機能の導入により、より多くの医療機関が外来データ提出加算を算定しやすくなり、医療の質向上を図ることが期待されています。
この機会にぜひ、Kakariteの外来データ作成機能を利用してみてはいかがでしょうか。医療の現場を支援する新しい選択肢として注目を集めています。