RevenueCatの資金調達
2024-05-10 09:00:01
RevenueCatが1200万ドルの資金調達で日本市場に進出!開発者支援に新機能も
RevenueCatがシリーズCで1200万ドル調達
アプリ内サブスクリプション管理に特化したプラットフォーム、RevenueCat(レベニューキャット・インク)が、シリーズCラウンドで1200万ドルの資金調達を完了したことを発表しました。これは、米国フロリダ州に本社を置く、共同創業者のJacob EitingがCEOを務める企業で、Adjacencyが主導として参加し、既存の投資家であるY CombinatorやIndex Venturesなども加わっています。特にこの資金調達は、開発者がより多くの収益を得るために、同社のプラットフォームや機能を拡充し、アジア太平洋地域への進出を見込んでいます。
資金使途と新機能の強化
今回の資金調達で得た資金は、新たなプラットフォームの開発や、機能の向上、人員の強化に充てられ、特に日本市場についての注目が高まっています。RevenueCatは先月、任意のウェブサイトでサブスクリプション購入をスムーズに統合できる「RevenueCat Billing」やウェブSDKを発表したばかりで、今後はRokuへの対応も予定しています。
CEOのJacob Eitingは、「私たちの目標は開発者がより多くの収入を得ることを支援すること。最初はモバイルに注力していましたが、顧客の要望に応じて新たなプラットフォームでの収益化方法を提供していきます」とコメントしています。
開発者収益増加のための新機能
この資金調達は、収益成長を加速するための新機能の提供を意味しています。RevenueCatの最近の顧客報告によると、地域価格の最適化やUI実験を通じて、コンバージョン率やユーザーごとの収益が二桁増加したとのことです。このような成功事例を積んできたRevenueCatはさらなる人材投入を行い、カテゴリ内のSaaS製品と次のリリースにますます注力していく計画です。
日本市場への進出
RevenueCatは特に成長の見込まれる日本と韓国市場に焦点を当てています。すでにZOZOなどの企業がRevenueCatを利用して成功を収めており、これは日本市場への大きな布石となるでしょう。CTOのMiguel Carranzaは、「私たちの敵は競合企業ではなく、サブスクリプション機能を初めから実装する手間です」と述べ、各地域における競争力向上に努めています。今後は多言語サポートやローカル通貨への対応を拡充し、現地の技術パートナーとの関係強化も進めていく予定です。
RevenueCatの魅力
RevenueCatは、アプリ開発者がアプリ内購入やサブスクリプションをスムーズに管理できるプラットフォームとして、世界中で数万のアプリに採用されています。Notion、VSCO、Reutersなどの名だたるクライアントを抱え、開発者が優れたソフトウェアを構築できるよう支援し続けています。これまでに約7000万ドルの資金を調達し、さらなる成長を目指しています。日本市場への進出を果たし、開発者とともに新しい可能性を切り拓いていくRevenueCatから目が離せません。
会社情報
- 会社名
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RevenueCat, Inc.
- 住所
- 1032 E Brandon Blvd #3003, Brandon, FL 33511
- 電話番号
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