アートとサステナビリティが富裕層観光を変える
2022年1月25日、オンラインで開催されたウェビナー「アートとサステナビリティが高付加価値・富裕層観光を変える」は、観光業界における重要なテーマを掘り下げました。このウェビナーは、観光関連事業者や自治体、アート、文化関連事業者、建築・インテリアデザイン関係者など、多岐にわたる専門家が一堂に会する場となり、参加者は300名に達しました。
ウェビナーは、観光業界の新たな潮流である「富裕層観光」や「サステナビリティ」に焦点を当て、今後の市場開発の可能性について語り合う場となりました。特に、アートがどのように観光と結びついているか、またサステナビリティを考慮した旅行が富裕層にとってどのような意味を持つのかを、さまざまな視点から考えられました。
登壇者の紹介
ウェビナーには、以下の著名なステークホルダーが登壇しました。
- - 吉田晶子氏(日本政府観光局理事長代理)
- - 梅澤高明氏(A.T.カーニー日本法人会長)
- - 伊藤悠氏(株式会社アイランドジャパン代表取締役)
- - 澤山乃莉子氏(一社キュレーションホテル協会代表理事)
- - 前田知映氏(株式会社TOKYO LUXEY代表取締役)
これらの専門家は、富裕層観光の課題や市場開発の取り組み、アートの可能性について深く掘り下げました。
プログラムの内容
ウェビナーは、以下のプログラムで進行しました:
1.
開会(前田氏によるウェビナー開催の意義)
2.
オープニングスピーチ(梅澤氏による「富裕層観光の課題と市場開発の取組み」)
3.
基調講演(吉田氏による「高付加価値旅行市場における日本のアートと伝統工芸の可能性」)
4.
ケーススタディ(澤山氏及び伊藤氏によるアートがもたらす新たな観光の価値についての事例)
5.
パネルディスカッション(梅澤氏によるモデレーションで、観客からの質問にも回答)
このように、各講演者は自身の専門分野からアート、サステナブルな観光、富裕層市場の戦略について具体的な事例を交えながら話しました。特に、アートが観光の新たな価値を生み出す可能性には、多くの関心が寄せられました。
視聴者の参加とQ&A
ウェビナーの最後には、視聴者から寄せられた質問に対するQ&Aセッションが設けられ、参加者同士のディスカッションを促進しました。このセッションでは多様な視点からの意見が出され、アートとサステナビリティが富裕層観光にもたらす影響について活発な議論が展開されました。
主催者情報
本ウェビナーは、株式会社ザ・キュレーションズと株式会社TOKYO LUXEYが主催しました。キュレーションホテルは、美しい伝統的建築をアートや伝統工芸品で再生した人気の一棟貸し施設であり、ラグジュアリーな体験を提供することを目的としています。一方、TOKYO LUXEYは、海外の富裕層向けの観光コンテンツ開発を推進している企業で、サステナビリティを重視した事業展開を行っています。
このウェビナーは、観光業界の今後に向けた貴重な知見とインスピレーションを提供する場となりました。アートとサステナビリティの交わりが、今後の観光における新しい価値創造の原動力となることが期待されます。