乳がん経験者に寄り添う入浴着イベント
2025年5月28日、愛知県江南市の「天風の湯」にて、根強い人気を誇る入浴着イベント「入浴着を着てお風呂に入ろう会」を開催します。このイベントは、乳がんと闘った女性たちが安心して公衆浴場を体験する機会を提供することを目的としています。主催は、入浴着普及委員会の代表である増田郁理さんです。
イベントの背景と目的
乳がんの手術後、多くの女性は「公共のお風呂に行くのが不安」と感じています。「見られたくない」「驚かれるのではないか」と思い、公衆浴場を避けてしまう方も少なくありません。そこで、注目されているのが入浴着。特殊な素材で作られたこの水着は、肌を覆いながら湯船に入れるため、入浴時の不安を和らげる手助けをします。
入浴着の認知度はまだ低く、「服を着たまま入るのはマナー違反」と誤解されることもありますが、厚生労働省も周知のための取り組みを行っています。しかし実際には、入浴時の常識として「裸」が当たり前の文化が根付いており、入浴着の存在を知る人は少ないのが現状です。
イベントの具体的な内容
当日は、入浴着を試着できる体験や、乳がんサバイバーによるセルフチェックの講習が予定されており、女性同士での気軽な交流が持てる場になります。一般のお客様も入浴着を気軽に試せるチャンスがあるので、この機会に入浴着への理解を深めることが期待されています。入浴着を身に着けることで、これまでタオルで隠していた体を解放し、リラックスした気持ちで温泉を楽しむことができるでしょう。
参加者の声
これまで多くの参加者からは、「温泉に行けるのが嬉しい」「同じような体験をした人と話せて心が軽くなった」という声が寄せられています。入浴着を通じて、心身ともにリフレッシュできる機会が広がっています。また、今回のイベントは第6回目の開催となり、回を重ねるごとに入浴着の利用価値が広まっています。一般の方々と一緒に入浴することで、入浴着が一つの選択肢であることに気づいてもらう良い機会となっています。
参加方法と詳細情報
本イベントは、乳がん経験者やその家族・友人などを対象としており、先着20名限定の予約制で参加費は1,500円です。全ての参加者には、入館料やタオルセット、入浴着「バスタイムトップス」の代金が含まれています。ランチを食べながらの交流会も予定されており、参加者同士のコミュニケーションが促進される機会になります。
- - 開催日時: 2025年5月28日(水) 10時~15時
- - 会場: 天風の湯(愛知県江南市前飛保町栄378番15)
- - 主催: 入浴着普及委員会
- - 後援: 株式会社GSIクレオス等
- - 申し込み方法: InstagramのDM、電話、Eメールにてお申し込みできます。詳しくは公式ホームページをご覧ください。
お問い合わせ先
このイベントを通して、乳がん経験者が安心して温泉を楽しめる環境が広がり、さらに多くの方に入浴着の魅力が伝わることを期待しています。