アトモフ、バーチャル窓で小児病棟に新たな風景を提供

アトモフが提供するバーチャル窓とは

アトモフ株式会社が開発した「Atmoph Window」は、窓型ディスプレイを利用して、世界中の美しい風景を視覚と聴覚で体験できる革新的な製品です。このバーチャル窓は、2015年の初代発売以降、進化を遂げ今では累計販売台数が2.5万台を超え、国内外の多くのユーザーから高い評価を得ています。

今回の寄贈について

2025年9月、アトモフは「Atmoph Window 2」を兵庫県立こども病院と尼崎総合医療センターの二つの病院に寄贈しました。この取り組みは、長期入院を強いられる子どもたちが、病院内からでも世界の素晴らしい風景を楽しめることを目的としています。

アトモフの代表取締役、姜京日氏は、「このプロジェクトは、私が16歳の時に長期入院を経験したことから生まれました。Atmoph Windowを通じて、病院から出られない子どもたちに新しい世界を提供したいと考えています」と述べています。

お披露目会の開催

寄贈後に行われたお披露目会では、入院中の子どもたちやその家族、医療スタッフが一堂に会し、バーチャル窓を通じて風景を楽しむ体験をすることができました。

風景には夏の花火大会や海中を泳ぐ魚たちが映し出され、子どもたちはその光景に引き込み、スタッフや保護者と共に笑顔になっていました。この光景を見た病院スタッフは、「患者さんやご家族がほっと一息つける環境ができたことに感謝します」と興奮を隠せませんでした。

患者と家族への影響

兵庫県立こども病院のスタッフは、「このデジタル窓が入院中の子どもたちの心を癒す手助けになることを期待しています」と話しました。このように、Atmoph Windowは、単なる風景映像を提供するだけでなく、子どもたちやそのご家族の日常に必要な心の癒しをもたらすことを目指しています。

幅広い導入の可能性

アトモフは、今回の取り組みを基に、今後も病院や教育機関への「Atmoph Window」の導入を進めていく予定です。寄贈した病院のスタッフや家族との協力を経て、さらに多くの施設への展開を目指す意向を明らかにしました。

Atmoph Windowの進化

「Atmoph Window Yo」は、2024年1月に発表予定で、その新たな特徴には望遠鏡型コントローラー『Atmoph Scope』や、太陽光を再現した照明、より高音質のスピーカー、さらにはワイヤレス充電機能が付随しています。どんな住環境にもマッチするミニマルなデザインで、ユーザーに新しいライフスタイルを提案しています。