医療法人向けDXプラットフォーム『ここりんく』の登場
株式会社プレアデスセブンが、医療法人向けのDXプラットフォーム『ここりんく』のパッケージ版を2023年4月1日に正式にリリースしました。これは、急速な社会の変化に対応するために開発されたもので、医療機関の経営効率向上を目指しています。
超高齢社会と医療費の増大
日本は超高齢社会に突入し、医療と介護にかかる費用が年々増加しています。2000年には約30兆円であった医療費は、最近では40兆円を超え、介護費と合わせると50兆円を超える状況です。こうした中、医療機関はより質の高い医療を提供することが求められ、診療報酬の仕組みも変革を遂げています。これにより、医療法人は経営の質の向上が急務となっています。
散在する経営データの統合
しかし、多くの医療法人では、経営に必要なデータが様々なシステムに散在しており、明確な経営改善に結びついていないのが現状です。また、コロナ禍で病床稼働率が低下していることも問題です。これらの課題を解決するために、『ここりんく』は開発されました。
『ここりんく』の機能
このプラットフォームは、経営者や事務長、部門長が必要な情報をリアルタイムで把握・分析できる機能を備えています。特に注目すべきは以下の3つの機能です。
1.
経営管理システムとの自動連携
電子カルテやリハビリシステムと連携することで、施設基準や予算実績管理を自動化し、経営会議のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。
2.
地域連携室機能
地域の急性期病院や介護施設からの入院相談を一元管理し、医師への入院判定依頼を同システム内で処理可能にします。
3.
ベッドコントロール機能
入院予定患者のデータをもとに、将来の日付におけるベッドの運用を予測することができる機能です。
地域包括ケアの推進
『ここりんく』は単なる経営管理ツールに留まらず、病院職員の認識を一体化し、効率的な医療提供を通じて地域包括ケアを推進する役割も果たします。プレアデスセブンは、地域医療の発展を支援し、同プラットフォームを利用する医療法人の経営改善事例を共有し、地域包括ケアリーダーの育成を目指しています。
会社概要
株式会社プレアデスセブンは2020年5月に設立され、全国30以上の病院へ『ここりんく』を導入しています。同社は医療法人向けのDXツール開発とヘルスケアのオープンデータ事業に特化し、地域医療の成長を促進しています。詳しい情報は、
公式ウェブサイトをご覧ください。
お問い合わせ
このプレスリリースについての問い合わせは、株式会社プレアデスセブンまで。