ノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』、5000回公演達成
京都市中京区に位置する専用劇場で上演されているノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』が、2025年9月11日(木)に通算5000回公演を達成しました。自らの上演回数としては、日本オリジナルコンテンツのロングラン記録であり、国内でのロングラン作品としては5位に該当します。この業績は、他のブロードウェイ作品と比較しても『ライオン キング』や『ウィキッド』に続くものであり、世界での評価の高さを示しています。
公演の歴史と実績
『ギア-GEAR-』は2010年に文化庁の支援を受けたトライアウトから始まり、2012年4月から京都でのロングラン公演がスタートしました。2025年に13周年を迎えたこの作品は、累計観客数349,000人を超え、80カ国以上からの来場者を抱えています。特にGoogleレビューでは1246件の評価で4.8を獲得し、Tripadvisorでも同様の評価を受けていることが、その人気を物語っています。
唯一無二の舞台体験
『ギア-GEAR-』は台詞を一切使用せず、動きと表情、映像や音楽によって物語を展開します。このノンバーバルという手法によって、多くの観客が共感し、楽しむことができる新しい舞台体験を提供しています。また、劇場専用の舞台セットと多様な演出効果も話題です。出演者は総勢32名で、日によって異なるキャストが登場することで観客を飽きさせず、リピーターが続出しています。
観客の声
多くの観客から寄せられた感想の中には、ブロードウェイの舞台制作に関わる著名な脚本家からの称賛も含まれています。「これまで見た中で最高のショーだった」「全てが完璧で息をのむ体験」といったコメントからも、その魅力が伺えます。これにより、『ギア-GEAR-』は日本を代表する舞台作品としての地位を確立しています。
プロデューサーからのメッセージ
プロデューサーの小原啓渡は5000回公演を迎えるにあたり、「ギアが伝えたいコンセプトは『バランスと調和』であり、AI時代における人間の存在意義を問う作品である」と述べています。この時代背景の中で、人間らしさや共存について考えるきっかけを与えてくれる作品として、今後も多くの観客との対話を続けたいと強調しています。
キャストたちのコメント
様々なパートのキャストからも感謝の言葉が寄せられています。兵頭祐香(ドールパート)は、「5000回を迎えられたのも観客の皆さんのおかげ」とし、いいむろなおき(マイムパート)は「100回以上来場されるリピーターの方々の期待に応えていきたい」と語っています。これらのコメントからも、キャストたちの熱意が伝わってきます。
今後の公演情報
『ギア-GEAR-』は現在もロングランの公演を行っており、2025年12月31日までスケジュールが公開されています。平日は14:00または19:00、土日祝日は13:00または18:00に上演されます。チケットは公式ホームページや各種チケットサイトから購入可能です。
新たな舞台体験を求める方々には、是非とも『ギア-GEAR-』をご体験いただきたいと思います。観客の心を掴んで離さないこの作品が、これからも多くの人々に愛され続けることを願います。