沿線の魅力再発見！キハ205の引退を祝う特別ツアーが受賞

鉄道ファン必見！キハ205 最初で最後の夜行列車が受賞

鉄道ファンの心をつかむ特別なツアーが実現しました。茨城県のひたちなか海浜鉄道で、人気車両「キハ205」が引退するというニュースに伴い、ファン向けのイベントが企画されました。この「まもなく引退するキハ205最初で最後の夜行列車」ツアーが、16日に開催された鉄旅オブザイヤー2024の審査会で、最高賞であるグランプリを受賞したのです。

ツアー概要

このツアーは、JR常磐線勝田駅を出発し、ひたちなか海浜鉄道沿線をめぐるもので、限定22名の参加者を迎えました。催行日は10月19日と26日で、旅行代金は25,000円であり、合計44名が参加しました。引退を控えるキハ205に乗車する特別な体験は、参加者にとって一生の思い出となったことでしょう。

授賞式の様子

授賞式は、さいたま市に位置する鉄道博物館で開催され、多くの関係者が集まり祝福しました。受賞の報告を受けた読売旅行の武藤友輝氏は、ツアーが実現するまでの過程で協力してくれたすべての人々に感謝の言葉を述べ、今後もローカル鉄道の応援を続けていく意向を示しました。

ツアー企画の背景

ひたちなか海浜鉄道は、国営ひたち海浜公園への延伸計画を進めています。この延伸計画を成功させるためには、沿線に注目を集める必要があり、地域のファンを増やすことが鍵となります。これまでにも「ほしいも列車」の運行や「車両基地の見学ツアー」などを行っており、地域の魅力を伝えるための取り組みを続けています。2030年春の延伸開業を目指し、さらなる旅行商品も企画される予定です。