2025年9月30日水曜日の20:00より、多様な声が交差するオンラインイベント「第2回つながる声」が開催されます。本イベントは、異なるバックグラウンドや経験を持つ参加者が「聞くこと」と「話すこと」を通じて、自己の声をつなげることを目的としています。
イベントの主な講演者には、独自の視点を持つ植田涼さんが登場します。彼は、障害者と健常者の「ハイブリッドタイプ」として知られ、自身の体験をもとに「出来ること出来ないことの意味〜あべこべの世界観」と題した講演を行います。その内容は、参加者にとって新たな気付きを与えることでしょう。
イベント概要
- - 日時: 2025年9月30日(水)20:00~21:00
- - 場所: オンライン
- - 参加費: 無料
- - 申込: こちらから
当日のスケジュール
- - 20:00 開会
- - 20:05 講演「つながる声」 植田涼さん
- - 20:35 感想シェア(聞くだけでもOK)
- - 21:00 終了
植田涼さんは、1974年に東京で生まれました。社会人としての活動は20歳頃から始まり、2006年からは本格的に社会人としての歩を進めています。今年で社会人31年目を迎える中で、自らを「再スタート一年目」と表現し、独自の人生観や世界観を皆さんにシェアしてくださいます。
講演内容の概要
1.
はじめに: 常識への問いかけ
「成長=出来ることが増える」という一般的な価値観に違和感を持つ植田さんが、その前提に対する問いかけから始まります。
2.
出来なくなることは進化か?
年齢による変化として「出来なくなること」を肯定的に捉える視点を提示します。
3.
自身の体験から見えた世界
12歳まで「出来る子」として過ごしていた植田さんが、事故による障害を経験し、リハビリを通じて感じた自己喪失と再構築の過程を語ります。
4.
障害者への社会的認識と偏見
「障害者=可哀想」という固定観念を問題提起し、社会における偏見を批判的に見つめます。
5.
出来ること・出来ないことの再定義
「出来ることが多い=自立」という考え方に疑問を投げかけ、助け合いの価値を再考する機会を提供します。
6.
障害者の「自立」とは何か
「迷惑をかけて生きる」ことの意味や、支援制度の現実について考察します。
7.
優劣を超えた人間のあり方
「出来る・出来ない」という比較のナンセンスさを指摘し、人間の価値が一義的でないことを強調します。
8.
おわりに: 共に生きる社会への提案
障害者の視点から見える社会の可能性を提示し、聴衆に問いかけます。「あなたにとっての成長とは?」
このイベントは、多様な人生が交差する温かくオープンな場です。みなさんの声が、他者にとっての力となるかもしれません。ぜひ一緒に「つながる声」の体験をしてみてください。
イベントの支援背景
本イベントは、令和7年度埼玉県NPO基金の助成を受けており、埼玉県浦和競馬組合の社会貢献活動の一環としても応援されています。
特定非営利活動法人リバリューライフの活動
現代の社会においては、「当たり前」や「普通」とされることに適応できない人が多くいます。私たちは、彼らの持つ潜在的な力を大切にし、「当たり前」を求められる場から排除されることに対して疑問を呈します。全ての人が持つ力を見つめ直し、新たな価値を創造するための共同創造活動を続けています。