所沢市、環境に優しい教育を目指す
所沢市が環境負荷の低い街づくりに取り組んでいる中、教育委員会は小中学校向けの保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」を導入しました。このサービスは、学校と保護者間の円滑なコミュニケーションを図り、ゼロカーボン・スクールの実現をサポートします。
背景
これまで、所沢市では教育委員会が作成した印刷物を学校にて仕分けし配布する業務が行われていました。このプロセスは、教育現場における事務作業の負担を増大させており、事務職員や教職員にとって、大きな業務負荷となっていました。
「tetoru」の導入により、紙の使用が大幅に減少し、毎年60万枚以上のプリントを削減することが見込まれています。これにより、環境への配慮が一層強化され、また職員の働き方も改善されると期待されています。
具体的な効果
所沢市は、tetoruを活用することで以下の四つの効率化が達成されるとしています。
1.
環境負荷の軽減 - 毎年60万枚のプリント削減
2.
教職員の働き方改善 - 事務作業の軽減
3.
保護者への確実な情報伝達 - 即時性と正確性の向上
4.
コスト削減 - コピー代や紙代の予算削減
所沢市教育委員会の中島教育長も、「tetoruの導入により、保護者にはどんどんご活用いただけていると思います」と述べています。最初の導入後、図書館のイベント案内を保護者に送信したところ、参加申込が迅速に集まり、枠が埋まったという事例もあるようです。
保護者の便利さ
tetoruの特徴として、PDFやアンケート、申込フォームのリンクなどを添付できるため、迅速かつ正確な情報伝達が可能になる点が挙げられます。これにより、保護者も手軽に情報収集や参加申し込みができるようになり、教育委員会も教員に配布の負担をかけることなく、スムーズな連絡が実現しています。
今後の発展
今後も、tetoruの機能は拡充され、自治体や学校間での信頼関係の構築に寄与することを見込んでいます。教育環境の質向上に向けて、Classi株式会社は引き続き取り組みを進めていくことでしょう。
所沢市の取り組みを通じて、教育と環境の調和が叶う未来が期待されます。